GOKUMINコラム
寝具相談室

肩こりの悩みを解決するマットレスの選び方とおすすめ10選

肩こりは首や肩、背中の筋肉の緊張が続き、疲労物質が溜まって血管を圧迫することで血行不良が起こるのが原因とされています。

「肩の張りを感じてぐっすり眠れない」「朝起きたときに肩が重く感じる」という場合は、体に合ってないマットレスを使っていることで肩こりが起きているのかもしれません。

今回は、マットレスが肩こりの原因になる理由、肩こり対策におすすめのマットレスの選び方、GOKUMINおすすめマットレス10選、肩こりを解消する睡眠方法を紹介します。


マットレスが肩こりの原因になるのはなぜ?

体に合っていないマットレスが肩こりの原因となるのは、以下の理由が考えられます。


  • 寝方や寝姿勢が悪くなるから
  • 寝返りが打ちにくくなるから

それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

寝方や寝姿勢が悪くなるから

寝ているときは背骨が緩やかなS字カーブを描いている状態が理想的で、正しい寝姿勢を保つことで肩への負担が少なくなります。

体に合わないマットレスを使っていると寝姿勢が悪くなって、肩こりの原因となる場合があります。

また、マットレスが体に合っていないと寝心地が悪くなるため、寝姿勢が崩れたり、肩に負担がかかる寝方をしていたりしている可能性もあるでしょう。


寝返りが打ちにくくなるから

寝ている間は20〜40回程度の寝返りを打っているといわれており、寝返りを打つことで血流が促されます。

長時間同じ姿勢が続くと、筋肉に負担がかかって血行不良を招き、肩こりにつながります。

反発力が低いマットレスを使っている場合、体が沈み込みすぎてスムーズに寝返りが打てなくなっている可能性があるでしょう。


肩こり対策におすすめのマットレスの選び方

マットレスによる肩こりを防ぐには、自分の体に合うマットレスを選ぶことが重要です。

マットレスを選ぶときは、以下のポイントを確認してみましょう。


  • 適度な反発力があるか
  • 10cm以上の厚さがあるか
  • 体格にあったサイズがあるか
  • 眠りやすい通気性があるか
  • 眠りやすい保温性があるか
  • 体圧分散性が十分にあるか
  • 寝返りしやすいか
  • 体重に合った硬さか

それぞれのポイントについて解説します。

適度な反発力があるか

肩こり対策のマットレスを選ぶときは、適度な反発力(体を押し返す力)があるかどうかがポイントのひとつです。

反発力の高いマットレスは、コイルマットレス、高反発ウレタンマットレス、ラテックスマットレスです。

コイルマットレスには、ボンネルコイルとポケットコイルがあります。

ボンネルコイルの方が反発力が高いですが、ポケットコイルは反発力と体圧分散性に優れています。


10cm以上の厚さがあるか

薄いマットレスは底つき感が出やすいため、肩が圧迫されて肩こりが起きやすくなります。

底つき感による肩への負担を抑えるなら、ウレタンやラテックスなどノンコイルマットレスの場合は10cm以上、コイルマットレスは20cm以上の厚さが目安です。

品質が低いとすぐにへたりやすいため、高品質で耐久性の高いマットレスを選ぶのもポイントとなります。


体格にあったサイズがあるか

窮屈なマットレスはリラックスして眠ることができず、肩への負担が大きくなります。

自分の体格に合ったマットレスは、横幅が肩幅+30cm以上あるのが目安です。

1人で使用する場合、普通体型の人ならシングルサイズ(横幅97cm)でも十分ですが、大柄な人や寝返りが大きい人はセミダブルサイズ(横幅120cm)を選ぶとよいでしょう。

2人以上で使う場合は、2人の体型に合わせてダブルサイズ(横幅140cm)以上のマットレスを選ぶのがおすすめです。


眠りやすい通気性があるか

通気性が悪いマットレスは、蒸れが生じて睡眠の質が低下しやすくなります。

睡眠の質が低下すると体に疲れが溜まりやすくなり、肩こりにつながる可能性があります。

通気性の良いマットレスの素材は、ボンネルコイルやファイバーです。

ボンネルコイルよりは劣りますが、ポケットコイルも通気性の良い素材です。

ウレタンやラテックスは他の素材と比べると通気性が低いため、選ぶ際は通気性を良くする工夫をしている商品を選ぶと良いでしょう。


眠りやすい保温性があるか

肩こり対策でマットレスを選ぶ際は、眠りやすい保湿性があるかどうかも大切です。

体が冷えると血行不良を引き起こし、肩周りの筋肉が緊張して肩こりにつながる可能性があります。

ウレタンマットレスは保湿性が高いため、寒い時期にも冷えを感じにくいです。

ファイバーマットレスは通気性に優れていますが、単体で使うと冷えを感じることがあるので注意しましょう。


体圧分散性が十分にあるか

マットレスに寝たとき、肩や腰、ふくらはぎなど体の出っぱっている部分に集中的に体圧がかかり、血行不良を起こすことがあります。

体圧分散性に優れたマットレスは、体にかかる圧力をバランスよく分散して、肩や腰などへの負担を軽減できます。


理想的な体圧分散性について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてください。

寝起きに背中痛いと感じるのはなぜ?理想的な体圧分散とは


寝返りしやすいか

寝返りが打ちにくいと肩こりの原因となるため、寝返りが打ちやすいマットレスを選ぶことも重視しましょう。

スムーズに寝返りを打つには、体にフィットしつつ沈み込みすぎないこと、余裕のある広さがあることが大切です。

前述した『適度な反発力』と『自分の体格に合ったサイズ』の選び方のポイントを参考に、寝返りしやすいマットレスを選びましょう。


体重に合った硬さか

柔らかいマットレスは体圧分散性に優れていますが、柔らかすぎると体が沈み込みすぎて寝姿勢が悪くなります。

反対に、硬すぎるマットレスは体にフィットせず、特定部分に体圧がかかってしまいます。

マットレスは硬すぎても柔らかすぎても体に負担がかかり、肩こりにつながる恐れがあるため、自分の体重に合った適切な硬さを選ぶことが重要です。

マットレスの硬さは、『N(ニュートン)』という単位で示されます。

体重別の硬さの目安は以下の通りです。


体重

硬さの目安

40〜50kg未満

100N程度

50〜80kg未満

140〜170N

80kg以上

170N以上


マットレスの種類には、上層にやわらかめの低反発ウレタンを使用し、下層にかための高反発ウレタンを使用したハイブリッドマットレスもあります。

3ゾーン(頭・腰・足)に分かれていて入れ替えができる商品もあるので、部位ごとに自分の好みの硬さに調節したい人におすすめです。


肩こりに悩む方におすすめマットレス10選

GOKUMINでは、肩こりに悩む方におすすめのマットレスを多数取り扱っています。

おすすめのマットレスを厳選してご紹介しますので、買い替えを検討している方はマットレス選びの参考にしてみてください。


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肩こりを解消する睡眠方法

マットレス以外にも、睡眠環境を整えることで肩こりが軽減できる場合があります。

肩こりを解消するおすすめの睡眠方法は、


  • 仰向けになって寝る
  • 肩や首周りを温める
  • 肩甲骨をストレッチする
  • 自然な姿勢になれる枕を選ぶ

です。

それぞれのポイントをチェックしてみましょう。


仰向けになって寝る

横向き寝は体圧がかかる部分が集中して血行不良が起こりやすく、うつ伏せ寝は首の筋肉への負担が大きいです。

そのため、横向き寝やうつぶせ寝をしている人は首や肩への負担がかかることで、肩こりを引き起こす場合があります。

仰向けで寝ると体全体で体圧を分散できるため、肩こりがある人は仰向けで寝ることを意識してみましょう。


肩や首周りを温める

肩こりを緩和するには、肩や首周りを温めるのも効果的です。

温めることで血行を促進し、筋肉の緊張をほぐすことができます。

また、血行が良くなると疲労物質が排出されやすくなり、疲労回復にもつながります。

就寝前にゆっくりお風呂に浸かる、蒸しタオルで肩周りを温めるなどの方法を行ってみましょう。


肩甲骨をストレッチする

肩こりの改善には、肩甲骨をストレッチするのもおすすめです。

肩甲骨の動きを良くすることで筋肉の柔軟性が高まり、肩まわりの血行を促すことができます。

寝る前にストレッチをして体を温めると、入眠しやすくなるメリットもあります。


以下の記事では、肩こりの原因や肩甲骨のストレッチの具体的なやり方について解説しています。

肩こりの悩みがある方は、ぜひ参考にしてみてください。


肩こりはストレッチだけで解消しにくい!見落としがちな原因は?


自然な姿勢になれる枕を選ぶ

マットレス以外の寝具にこだわることも、肩こり解消につながります。

とくに、枕が高すぎたり低すぎたりすると、首や肩に負担がかかって肩こりにつながりやすいです。

枕が首の形に合っていることも重要なので、高さや形を確認して、自然な姿勢になれる枕を選びましょう。

ただし、自分に合った枕を使っても、使い方を間違えると肩こりの原因となる場合があります。

仰向けで寝るときは、枕を肩に触れる位置まで引き寄せて、しっかりと頭全体をのせるようにしましょう。


まとめ

肩こりはさまざまな原因で起こりますが、原因のひとつにマットレスがあります。

自分の体に合っていないマットレスを使い続けると、寝方や寝姿勢、寝返りの打ちやすさに影響を与え、肩こりが悪化する可能性があるので注意が必要です。

マットレスが肩こりの原因として考えられるなら、今回紹介したマットレスの選び方やおすすめ商品を参考に、自分に合うマットレスの買い替えを検討してみましょう。

マットレス以外の肩こり解消方法も取り入れて、痛みや不快感のない眠りを手に入れてくださいね。

著者・執筆者

松本 小春

訪問看護事務員で勤務し、介護に従事。併せてフリーのライターとして睡眠・健康・栄養コラムを執筆している。

監修者

美容皮膚科医

山下 真理子 先生

美しい肌を保つためには、質の高い睡眠が不可欠です。
良質な眠りは成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバー(肌代謝)を活発化してくれます。また、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンがきちんと分泌されることで、
肌の老化を遅らせる抗酸化作用も期待できます。健やかで若々しい肌の輝きを保つためにも、適切な寝具を選び、睡眠環境の向上を心がけましょう。

京都府立医科大学卒業後、医師に。現在は関西にて美容医療に携わりながら美容や予防医学の講演活動などを行っている。医療教育にも従事し、総合的な美容医療の啓もう活動に努める。自身の不妊治療経験から、生理改善アドバイザーとして食育などのアドバイスも行う。

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