
赤ちゃんとの夜は、毎晩が手探りの連続です。「添い寝って、いつから始めていいんだろう」「同じ布団で寝かせて大丈夫?」など、不安を抱えながら試行錯誤して睡眠環境を整えている方も多いことと思います。
厚生労働省の統計によると、日本では7月〜9月に赤ちゃんが生まれる数が年間で最も多くなります(※)。まさに今、赤ちゃんとの初めての夜を迎えているご家庭も多いのではないでしょうか。
出産がピークを迎えるこの時期に合わせて、GOKUMINは2026年8月、0〜3歳のお子様と同居するママ300名に夜間育児と添い寝について伺いました。この記事では、300人の答えから見えてきた"添い寝事情"について、「いつから」「どんな環境で」「どんなことに苦労しているのか」をご紹介します。
※2021年から2025年の月別出生数を当社にて集計。2025年は月報年計の概数に基づく調査 / 主体:株式会社KURUKURU 総合寝具ブランド『GOKUMIN』/2026年8月3日実施/有効回答300名
添い寝はいつから?多くのご家庭が、「退院したその日から」

まず、赤ちゃんと どこで寝ているかを伺いました。
・同じ布団/ベッドで添い寝している:64.7%
・同じ部屋の別ベッド/別布団で寝ている:19.3%
・自分のベッドの隣にベビーベッドを置いている(横付け):14.0%
・別の部屋で寝ている:2.0%
同じ部屋で眠っているご家庭は、合わせて98.0%。 別の部屋で寝ているご家庭は、300人中わずか6人でした。このうち、同じ布団で添い寝しているのは64.7%。 残りの3割ほどは、同じ部屋にいながら寝具を分けています。
多くの方が「赤ちゃんがお家にやってきたその日」から、この環境をつくっています。
そのスタイルを選んだ理由を伺うと、上位2つが突出していました。
・授乳・夜泣きに素早く対応するため:38.0%
・お子様の様子を見守るため:36.0%
・住環境の制約:11.7%
授乳の回数が多い新生児期は、「すぐ動けるように」「見ていられるように」という夜間の必要性があるからこそ、最初から同室を選ぶご家庭が自然と多くなるというわけですね。
「同じ布団」を選ぶなら、知っておきたいこと
同じ部屋という点はほぼ共通でも、距離の取り方は3通りに分かれていました。
・「同じ布団(64.7%)」
・「同じ部屋の別布団(19.3%)」
・「ベビーベッドの横付け(14.0%)」
このうち、最も多い「同じ布団」で寝る場合は、寝床の整え方に注意が必要です。厚生労働省のSIDS(乳幼児突然死症候群)対策では、1歳になるまでは仰向けで寝かせること、顔が埋まるような柔らかい寝具や顔にかかりやすい寝具を避けることが呼びかけられています。
大人用の掛け布団や枕は、赤ちゃんの顔にかかりやすいものです。同じ布団で寝るなら、事故のリスクを減らすために赤ちゃんの顔の周りに何も置かないことが大切です。
ママたちが苦労していたこと
続いて、添い寝について不安に感じることを伺いました。
・自分が寝返りで子どもを圧迫すること:40.3%
・窒息や事故のリスク:39.3%
・掛け布団や枕が顔にかかること:36.7%
・睡眠の質が下がること:34.0%
・抜け出せずトイレなどに行けないこと:16.7%
『自分の寝返りで圧迫すること』、『掛け布団や枕が顔にかかること』は原因への不安、『窒息や事故のリスク』はその結果として起きることへの不安です。この3つのいずれかを挙げた方は、189名(63.0%)。 300人のうち6割以上が、赤ちゃんの安全に関する項目を選択していました。
自由記述に出てきた、本音
「毎日くっついて寝てるので、子供は可愛いけれど寝返りが打てずに体がバキバキで辛いです。たまには別の部屋で寝てみたいけど、それはそれで心配で寝られず…」
(30代のママ/添い寝)
この声から伝わってくるのは、「離れて寝たいわけではない」という気持ちです。可愛いし、安心する。でも、体が辛くてぐっすり眠れない。 近ければ動けない。離れれば心配で眠れない。この「添い寝ジレンマ」を、多くのママたちが抱えながら夜を過ごしています。
ママ自身の眠りは、悩んでいても後回しになる
「自分の睡眠の質が下がること」34.0%と、「抜け出せずトイレなどに行けないこと」16.7%。このどちらか、あるいは両方を挙げた方は、合計122名で40.7%にのぼります。赤ちゃんの安全に関する項目(40.3%/39.3%/36.7%)と、ほぼ同じ割合です。
体の辛さを悩みとしては抱えつつも、赤ちゃんの安全を最優先するのは、親としてごく自然な行動です。そのため、ママ自身の睡眠環境を整えることは、どうしても 後回しになりがちでした。

ベビー寝具を卒業するきっかけは?
添い寝のかたちは、赤ちゃんの成長とともに少しずつ変わっていきます。その変化がいちばんはっきり現れていたのが、赤ちゃんの寝床をつくるベビー寝具でした。
「ベッドインベッド」などのベビー寝具について伺うと、知らなかった方は2.0%だけでした。 ところが、使ったことがある方のうち67.3%が「いまは使っていない」と回答されています。
使わなくなった理由やきっかけを伺いました。
・寝返りをするようになって使えなくなった:11.1%
・子どもがそこで寝てくれない・出てしまう:11.1%
・サイズが合わなくなった:7.9%
いずれも「赤ちゃんが大きくなって、そこに収まらなくなった」という同じ理由です。
「ベッドインベッドを使用していました。赤ちゃんの寝る場所が区切られるため安心感があり、夜中の授乳や様子確認もしやすかったです。ただ、子どもが寝返りをするようになってからはサイズが合わなくなり、使用をやめました。」
(30代のママ/添い寝)

「寝返り」という言葉が、まったく違う2つの意味で使われていました。
ひとつは、ママ自身の寝返り。
気にかけていることでもっとも多かった「自分が寝返りで子どもを圧迫すること」です。動けない、動くのが怖いという不安として語られていました。
もうひとつは、赤ちゃん自身の寝返り。
ベビー寝具を使わなくなった理由の上位に挙がったもので、こちらは成長のあかしでした。
同じ言葉が、ママの不安と、赤ちゃんの成長という正反対の意味を持っていたことがわかりました。
ベビー寝具の選び方と、ママ自身の寝具を見直すタイミング
育児のやり方はご家庭ごとに異なりますが、寝床まわりでできる工夫を3つにまとめました。
① 赤ちゃんの寝床は「顔の余白」と「はみ出さないサイズ」で選ぶ
顔にかかりやすいタオルやぬいぐるみを、赤ちゃんの周りに置かない。これが圧迫の不安を減らす第一歩です。
そのうえで、添い寝を続けたまま赤ちゃんが寝る場所だけを区切るという方法があります。すぐ動ける距離を保ちながら、寝返りで近づきすぎることを避けやすくなります。
選ぶときのポイントは、前述したように「寝返りを打ってもはみ出さないサイズと形か」です。成長にともなって合わなくなるのは避けられないので、選ぶ際に少し先の時期まで見ておくと、慌てずに済みます。
区切ると、赤ちゃんはよく眠れるようになる?
ベビー寝具を使った方の自由記述には「悩みが解決した・使ってよかった」21.4%、「窒息や事故の防止に安心できた」16.5%、「安心して眠れるようになった」11.7%といった実感が寄せられていました。
「ベッドインベッドを使用しています。夜中に子どもが起きた際もすぐに対応でき、自分の寝返りで圧迫してしまう不安や窮屈さが和らいだことで、睡眠の質が少し改善され悩みの一部が解決しました。」
(30代のママ/添い寝/使用中)
寝床を区切ることは、赤ちゃんのためだけでなく、ママ自身の不安をやわらげることにもつながっていたようです。
② ママ自身の寝床は「低く、沈み込まない」ものを選ぶ
赤ちゃんの寝具は成長に合わせて見直していても、「自分の寝具は妊娠前からそのまま」というママも多いのではないでしょうか。同じ向きのまま数時間過ごすと、体の一部に負担がかかり続けます。寝返りの回数を増やすことが難しい場合、負担が一点に集中しにくい寝具に変えるという考え方があります。腰やお尻など沈み込みやすいところを、しっかり支えてくれる敷き寝具を選ぶことがポイントです。
このとき、厚みのあるマットレスやベッドは赤ちゃんの転落が心配になります。また、体が深く沈み込む寝具は、うつ伏せになったときに顔の周りの余白が減ってしまいます。
添い寝の時期は、床に近く沈み込みすぎない敷き寝具のほうが、赤ちゃんの安全とママの体の負担を同時に和らげやすくなります。ベビー寝具はサイズで役目を終えますが、敷き寝具はそのまま使い続けられます。 敷布団タイプなら高さを抑えられ、寝返りを始めたあとも同じ環境で眠ることができます。
③ 同じ布団だからこそ、湿気の逃げ場をつくる
同じ布団で寝るということは、ひとつの敷き寝具に大人と赤ちゃん、2人分の熱と汗が集まるということでもあります。赤ちゃんは体温が高く、汗もよくかきます。 とくに敷布団を床に敷いている場合、湿気は下に向かって溜まっていきます。敷き寝具の下に除湿シートを1枚入れておくと、湿気の逃げ場をつくることができます。
最後に
今回の調査で印象的だったのは、「寝返り」という言葉が持つ2つの意味でした。 ひとつは、子どもを圧迫しないよう身動きが取れなくなる「ママの寝返り」。もうひとつは、添い寝のスタイルが変わる合図となる「赤ちゃんの寝返り」です。
赤ちゃんを危険から守ろうとするママの不安と、成長とともに変化していく添い寝の環境。この2つから見えてきたのは、赤ちゃんの成長に合わせるタイミングで、後回しになりがちな「ママ自身の睡眠環境」も一緒に見直していいのだということです。
赤ちゃんの安全を守ることと、ママがしっかり休息をとることは相反するものではありません。
赤ちゃんとの生活が始まり、寝室の整え方に迷ったときは、ぜひこのコラムを「ご家庭に合った新しい寝床環境づくり」のヒントとして役立ててみてくださいね。 ママと赤ちゃんがともに安心して、心地よく眠れる夜が少しずつ増えていきますように。
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【GOKUMINおすすめ】添い寝の夜を支える寝具4選
「赤ちゃんがはみ出さないサイズ」「高さを抑えること」「沈み込みすぎないこと」「湿気をためないこと」が寝床選びのポイントになります。
■小渕マヤ(助産師・看護師)監修|赤ちゃんの寝床づくりを支えるベビー寝具

ハグネスト(ベッドインベッド型ベビーベッド)

現役ママの声から生まれた、ベッドインベッド型のベビーベッドです。サイズは約71×116cm、重さは約1.3kg。新生児から使える設計で、添い寝を続けながら赤ちゃんの就寝スペースを確保できます。すぐ動ける距離を保てるので、夜中の授乳や様子確認もしやすくなります。折りたたんで持ち運べるため、里帰りや帰省にもご使用いただけます。
※本製品は医療機器ではありません。
お肌にやさしいベビーピロー

赤ちゃんの頭をやさしく包む、約24×40cmのベビーピローです。表地の肌に触れる面にはレーヨン100%を使用し、刺激を抑えた素材でつくられています。向き癖に合わせて使えるインサートが付属し、成長に合わせて調整できます。
■ ママの体の負担に配慮した敷き寝具・湿気対策
涼温リバーシブル敷布団

厚さ7cmの敷布団タイプ。ベッドより寝床の高さを抑えられるので、赤ちゃんが動くようになる時期も同じ環境で使い続けやすい設計です。35D高密度の高弾性ウレタンで底付き感がなく、体が深く沈み込みにくいつくりになっています。
リバーシブル仕様で、夏はひんやりする冷感面、冬はあたたかい羊毛面と、季節で使い分けができ、全開式ファスナーで2枚に分けて洗えるので、汗をかきやすい時期も清潔に使うことができます。三つ折りで収納も可能です。
プレミアム除湿シート

敷き寝具の下に1枚入れるだけの除湿シート(シングル約90×180cm)です。シリカゲルB型を細かく砕いて生地に組み込んでおり、最大約3,000ml(500mlペットボトル6本分)の湿気を吸収します。
吸湿センサーの色がブルーからピンクに変わるので、干すタイミングがひと目でわかります。夜中の対応で手いっぱいな時期も、寝具のお手入れを迷わずに済みます。
約630gの薄型軽量設計で、天日干しや布団乾燥機で繰り返し使えます。洗濯機で洗えるうえ、備長炭配合による消臭、防カビ・防ダニ・抗菌機能、低ホルムアルデヒド仕様も備えています。
※商品の価格は変動する可能性があります。
参考情報・出典
調査データ
・0〜3歳児ママ対象 夜間育児と睡眠に関するアンケート/調査主体:株式会社KURUKURU(総合寝具ブランド『GOKUMIN』)/調査対象:0〜3歳のお子様と同居する母親/有効回答数:300名/調査期間:2026年8月3日/調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス経由)
・複数選択の項目は、回答の合計が100%を超える場合があります。自由記述は当社がテーマ別に分類して集計しており、1件の記述が複数のテーマに該当する場合があります。
・自由記述は回答者が過去または現在使用しているベビー寝具全般についての記述であり、当社商品を指すものではありません。個人の感想であり、感じ方には個人差があります。
参考資料
・厚生労働省「人口動態統計」出生月別にみた年次別出生数及び出生率(2021年から2025年の月別出生数を当社にて集計。2025年は「人口動態統計月報年計(概数)」に基づく)
参考値
・寝返りが始まる時期の目安:生後5〜6か月ごろ(個人差があります)
※「添い寝ジレンマ」は、本コラムで用いている表現です。医学的な診断名ではありません。












