GOKUMINコラム
おやすみコラム

寝言が多い人の原因と改善方法は?実践すべき夜の行動

睡眠中に無意識で発する寝言は、眠りの深度が低くなるタイミング(レム睡眠時)で多くなる傾向にあるのですが、医学的にはまだそのメカニズムが解明されていません。
一過性の症状であれば問題ないのですが、毎日のように寝言を言う人、寝言の回数が多い人はストレスによる病気リスクが高まるので、症状を改善する必要があります。
家族やパートナーから寝言がうるさいなどと指摘されたら、本記事を参考に治し方のポイントを押さえておきましょう。

 

寝言が多い人が実践するべき夜の行動とは?

寝る前の習慣改善や環境の見直しで、寝言が多い人から朝までグッスリ眠れる人に変わることが期待できますよ。

 

入浴と呼吸で心身をリラックスさせる

仕事のプレッシャーや人間関係の悪化、環境の変化や慢性疲労など、私たちは毎日さまざまなストレスを感じながら生活しています。
この疲労を解消するのが睡眠であり、寝る前に心身をリラックスさせる副交感神経が優位になることで深い睡眠に入り、ストレスフルな状態から解放されるのです。
しかし寝言が多い人や寝言の声がうるさい人は眠りが浅い傾向にあり、ストレス解消が進みません。
その結果、夢を見ることも多くなり、時には夢の内容を寝言として口に出すこともあるのです。

このような寝言を言う人が講じるべき一番の対策は、寝る前にリラックスすることなんです。
家族から寝言がうるさいと指摘されている、眠りが浅くなる寝言をやめたいとお悩みの方は、布団に入る2時間前に入浴しましょう。
そしてぬるま湯(38~40度のお湯)に浸かって体を芯から温め、大きなため息を何度か繰り返します。
この時、鼻から空気をたっぷり吸いこみ、口から時間をかけて吐き出すようにしてください。
お湯で体がポカポカになっている状態と相まって、副交感神経が活性化しやすくなりますよ。

 

お風呂でお湯につかっている女性の画像

さらに寝る直前は布団に入って同じ方法で呼吸を繰り返してください。
寝言が多い人は眠りにつく直前まで心身を興奮させる交感神経が優位になっている傾向にあり、レム睡眠の割合が多くなります。
ところがこの呼吸法を実践すれば交感神経が静まって、副交感神経が優位になるので、心身が次第に弛緩していくのです。
寝る前にリラックスできると快眠の妨げとなるいびきの改善にもつながりますので、ぜひ実践してみてください。

 

睡眠環境を整えてさらにリラックス

心身をリラックスさせる行動とあわせて行ないたいのが、睡眠環境の適正化です。
寝室の温度は20度前後(夏シーズンは27~28度)、湿度はオールシーズン50%ぐらいに保ち、寝具内が蒸れていないかチェックしてください。
マットレスが汗の水分で湿っていたら布団の中が蒸れて寝苦しくなり、眠りが浅くなって寝言が多くなります。
したがって、マットレスはこまめに陰干ししてしっかり放湿させましょう。

こまめにマットレスをケアしても、じめじめした感じが改善せず、起床時に心身がスッキリしないようでしたら、レム睡眠の割合が多いことが考えられます。
その場合は、通気性が高いマットレスに買い替えることをおすすめします。
反発力を自分に合わせて調整できる機能もあるマットレスでしたら、睡眠の質がグンとアップして、寝言改善も進むことでしょう。

 

熟睡している女性の画像


以上、寝言が多い人のお悩み改善につながる、夜の快眠習慣や寝具の注目ポイントについて解説してきました。
眠りが浅い状態が続くと寝言も増えるだけでなく、免疫状態が低下して健康リスクも高まりますから、本記事で紹介した寝言の治し方をすぐに実践してみてください。
うるさい寝言がなくなって、朝まで熟睡できるようになると、驚くほど朝から行動力がアップしますし、ストレスにも強くなって生活の質も向上しますよ!

注目の商品 Pickup Item