GOKUMINコラム
寝具相談室

プロが教える!寝具のダニ対策で快適な睡眠を

「なんだか最近、体が痒い…」「朝起きると、肌に赤い点々ができている…」

そんな経験はありませんか?もしかすると、その原因は寝具に潜むダニかもしれません。特に、高温多湿な梅雨や夏は、ダニにとって絶好の繁殖シーズン。放っておくと、かゆみやアレルギーの原因にもなります。

今回は、寝具を専門に扱う私たちが、お客様に自信を持っておすすめする、効果的なダニ対策のポイントをご紹介します。

1. なぜ寝具はダニの温床になるのか?

ダニが繁殖するには、「温度」「湿度」「エサ」の3つの条件が揃う必要があります。そして、残念ながら、私たちが眠る寝具は、この3つの条件をすべて満たしてしまう場所なのです。

 

  • 温度: 人間の体温で温められ、ダニが好む20〜30℃に保たれます。

  • 湿度: 一晩でコップ一杯分とも言われる寝汗で、ダニが好む60〜80%の湿度になります。

  • エサ: フケやアカ、髪の毛は、ダニにとって最高の栄養源です。

だからこそ、日々の適切な対策が必要不可欠なのです。 

 

2. 効果的なダニ対策4つのポイント

ダニを減らすには、まず布団に潜むダニを「退治」し、「除去」し、「予防」することが大切です。

 

  • こまめなお掃除:ダニは布団の奥、特に繊維の間に潜んでいます。布団用のノズルを使い、週に1回程度、時間をかけてゆっくりと掃除機をかけるのがポイントです。表面だけでなく、布団の内部にいるダニの死骸やフンも吸い取ることで、アレルギー予防にもつながります。

 

  • お洗濯と徹底的な乾燥:ダニのエサになる汗やフケ、アカを取り除くために、シーツや布団カバーは週に1回を目安に洗濯しましょう。ダニは熱と乾燥に弱く、50℃以上の熱を20〜30分当てると死滅すると言われています。そのため一般的な布団では、布団乾燥機やコインランドリーの乾燥機を活用する方法が有効です。一方で、弊社の敷布団やマットレスは高温乾燥に適していないため、除湿器を使った乾燥と、その後の掃除機がけを推奨しています。特に乾燥後に掃除機をかけることで、ダニの死骸やフンまでしっかり除去でき、清潔な状態を保てます。

 

  • ダニ取りシートの活用:既にダニが発生してしまった場合には、ダニ取りシートの利用が有効です。布団やマットレスの下に敷くだけで、ダニをシート内部に引き寄せて捕獲します。ただし、誘引剤が長期間の使用により漏れることもあるため、メーカー推奨の交換サイクルよりやや早めに取り替えるのがおすすめです。こまめな交換で、より清潔な寝具環境を維持できます。

 

3. 専門家が注意するべき点:市販ダニ対策スプレーの使用について

お客様から「市販のダニ対策スプレーを使ってもいいか」というご質問をいただくことがあります。弊社ではスプレー剤の使用は基本的に推奨しておりません。ウレタンなどの素材に影響を与えたり、布団内部が湿ってしまうことで、かえってダニの発生を促す可能性があるためです。どうしても使用する場合は、十分に乾燥させることをおすすめします。

日々の「清潔」と「徹底的な乾燥」を保つことが、最も効果的なダニ対策です。

 

4. ダニに強い寝具でさらに安心を

日々の対策に加えて、そもそもの寝具を見直すことも有効な手段です。当社がお勧めする「除湿リバーシブル敷きパッド・枕パッド」は、お客様のダニ対策を強力にサポートします。

この製品は、除湿シートと冷感パッドが一体化したリバーシブル仕様になっています。ジメジメした季節には除湿シート面が寝具の湿度をしっかりと吸収。ダニが繁殖しやすい「高湿度」という環境を根本から取り除くことで、ダニの発生を未然に防ぎます。暑い季節はひんやりとした冷感パッド面を使うことで、一年中さらさらとした快適な眠りを実現します。

毎日のちょっとした工夫と、適切な寝具選びで、ダニの心配なく、快適で心地よい睡眠を手に入れることができます。

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