GOKUMINコラム
寝具相談室

【2025年】腰の悩みにおすすめのマットレス4選!選び方のポイントや注意点も解説!

朝起きると腰が痛い。ベッドから起き上がれない。こんな症状にお悩みの方も多いのでは?

腰の痛みの原因には、加齢や姿勢の乱れによる背骨のトラブル、骨の強度低下、そして日常生活での負担の蓄積などが挙げられます。特に、重いものを持ち上げたり、無理な姿勢を続けることで筋肉に大きな負担がかかり、急な腰の痛みを引き起こすこともあります。


しかし最近は病気ではないけど、朝起きたときだけ腰が痛いという人も多いそう。

腰に違和感がある人は、どのようなマットレスを選ぶとよいのでしょうか?

今回は、GOKUMINおすすめの腰にいいマットレスや選び方のポイント、注意点を解説します。

 


マットレス選びのポイントは?

朝起きたときに腰に違和感がある場合、使用しているマットレスが原因で腰に負担がかかっている可能性があります。

腰の痛み対策には、自分に合ったマットレスを選ぶことが大切です。

硬さや寝心地、機能性、サイズなど、マットレス選びのポイントをチェックしてみましょう。



自分に合った硬さ・寝心地を選ぼう

腰に違和感がある人は、適度な硬さで寝返りを打ちやすいマットレスがおすすめです。

マットレスの素材によって硬さや寝心地は異なるため、自分に合うものを選びましょう。

代表的な素材の特徴は以下の通りです。

【ボンネルコイルマットレス】

連結したコイルスプリングを使用していて、面で体を支えます。

硬めで身体が沈みにくく寝返りを打ちやすいですが、フィット感は低めです。


【ポケットコイル】

独立したコイルスプリングが並んでいて、点で体を支えます。

身体にフィットしやすく体圧分散性に優れているので、腰に負担がかかりにくいタイプです。


【低反発マットレス】

反発力が低いウレタン素材を使用したマットレスです。

柔らかな寝心地でフィット感が高く、寝ると身体の形に沿ってゆっくりと沈み込みます。


【高反発マットレス】

反発力の高いウレタン素材を使用したマットレスです。

低反発マットレスよりも硬めで耐久性が高く、寝返りを打ちやすいメリットがあります。



マットレスの硬さを確認したいときは、商品の詳細情報も参考にしてみましょう。

例えば、ポケットコイルマットレスの硬さは、コイルの太さを表す線径やコイルの配列をチェックすると判断しやすくなります。

 

【コイルの配列】

  • 並行配列:硬め
  • 交互配列:柔らかめ

【コイルの線径】

  • 2.2mm:硬め
  • 1.6mm以上2.1mm未満:普通
  • 1.2mm以上1.6mm未満:柔らかめ

 

ウレタンの硬さはN(ニュートン)という単位で表され、数値が高いほど反発力が高くなります。

消費者庁の定義では、ウレタンの硬さは以下のように区分されているので、目安にしてみましょう。

  • 110ニュートン以上:硬め
  • 75ニュートン以上110ニュートン未満:普通
  • 75ニュートン未満:柔らかめ

うつ伏せに寝ている女性

 


体を冷やさないマットレスがベスト

腰の違和感の原因はさまざまですが、体の冷えが腰のトラブルを引き起こしている場合もあります。

快眠に適した布団の中の温度は32〜33℃、湿度は55〜60%が目安とされています。

睡眠中に体が冷えると睡眠の質が下がり、寝つきが悪くなったり疲れが取れなかったりすることもあります。

快適な温度や湿度を保つために、『断熱性』『吸湿発散性』『放熱性』に優れたマットレスを選ぶのがおすすめです。



機能性もチェック

マットレスは湿気を溜め込みやすい性質があるため、通気性は良いか、防カビ性・抗菌性・防臭性などの機能性があるかといった点も確認しておきましょう。
折りたたみできて手軽に干しやすい、マットレス自体やマットレスカバーが洗濯できるなど、お手入れのしやすさも注目ポイントです。
また、腰に違和感がある人は耐久性の低いマットレスを使用すると、すぐにへたって腰に負担を与えやすくなります。
素材の耐久年数目安は、ポケットコイルマットレスが8〜10年程度、ボンネルコイルマットレスや高反発マットレスは6〜8年程度、低反発マットレスは3〜5年程度です。


寝返りを打ちやすいサイズがおすすめ

マットレスは自分の体格や身長、使用する人数に合わせて適切なものを選びましょう。
1人で使用する場合はシングルサイズが基本ですが、体格が大きい人やゆったりと寝たい人はセミダブル〜ダブルサイズが向いています。
腰に違和感がある人はマットレスのサイズが小さいと理想的な寝姿勢が保てず、寝返りも打ちにくくなるので、セミダブル以上のサイズがおすすめです。


腰の痛みが改善しない場合は高反発マットレスに買い替えよう

一般的にあおむけや横向きの姿勢で寝たとき、腰部には体重の44%程度(肩甲骨付近は33%)の圧力がかかります。
腰に負担がかからないためにも、体圧がしっかり分散されるマットレスや敷布団に買い替えるべきです。

最近は、睡眠の質にこだわる人が増えたこともあって、さまざまなタイプのマットレスがお手軽価格で購入できるようになりました。 しかし、マットレスに横になった瞬間の感触が良くても、反発力が低いために寝返りが打ちにくいとか、体圧分散が適切にできていない場合、腰に大きな負担がかかってしまうんです。
このようなトラブルを避けるためにも反発力や通気性だけでなく、耐久力も高い『高反発マットレス』を使うことをおすすめします。
腰などに体圧が集中することが避けられますし、疲労回復に欠かせない寝返りもしっかりサポートされます。
今までとは比べ物にならないぐらい質の高い睡眠が得ることで、腰のトラブル対策にも間違いなくつながるでしょう。


低反発マットレスに手形が残っている画像



腰の違和感持ちに低反発マットレスが向かない理由

高反発マットレスをおすすめしてきましたが、コラムを読んでいる人の中には低反発マットレスに興味を持っている、もしくは現在使っている人もいるかもしれません。
包み込まれるような寝心地が人気の低反発マットレスですが、実は腰の違和感持ちの方が使うと症状が悪化することがあります。

体型や個人差はありますが、私たちが仰向けでマットレスに寝た時、腰には体重の40%ぐらいの圧力がかかります。
この加圧が睡眠中ずっと続くので、適度に寝返りを打って体圧を分散するのが好ましいとされています。

しかし低反発のような体が沈み込むマットレスの場合は寝返りが打ちにくく、より多くの圧力が腰にかかります。
すると周辺の血管が圧迫されてしまい、腰の筋繊維から炎症物質が分泌されて、痛みを発生させます。
寝返りを打つときはかなりの筋力を必要としますから、特に男性より筋肉が少ない女性は腰痛に悩まされる傾向にあるのです。
また寝返りが打ちにくくなると、腰の骨をつないでいる靭帯が次第に緩んできて、関節が不安定になることも。
これによって起床時だけでなく一日中腰痛を感じるようになり、症状が悪化すると日常生活にも支障が出る危険性もあります。

もしも低反発を使っていて腰の違和感に悩んでいる方がいたら、一度硬さのある高反発マットレスを試してみることをおすすめします。

 

マットレスの敷き方・使い方にも注意しよう

マットレスにはベッドフレームの上に敷いて使うベッドマットレスと、床に直接敷く和式マットレスがあります。
他にも、マットレスや敷布団の上に敷くマットレスパッド(マットレストッパー)、敷布団の下に敷くアンダーマットレスといった種類もあり、商品によって敷き方や使い方が違います。
間違った使い方をすると寝心地や機能性、耐久性などに影響を与え、腰痛の悪化につながる可能性があります。
購入の際は、商品の情報をよくチェックして、用途に合ったマットレスを選びましょう。

 

腰の違和感は病気のサインかも?病院へ行く目安となる6つのポイント

慢性的な腰の痛みを抱えている人は多いですが、もしもあなたが以下の症状に当てはまる場合はすぐに病院へ行くことをおすすめします。

1.腰や背中が痛くて眠れない
2.前よりも疲れやすくなった
3.何もないところでもつまずく
4.急に体重が減った。
5.今までにない痛みを感じる
6.痛み止めを多用して耐えている

実は腰の違和感の85%は原因不明と言われています。
腰の違和感は単純に腰や背中の痛みではなく、癌や大動脈瘤など命にかかわるような病気のサインだったという症例もあるのです。
上記で挙げた6つのポイントに心当たりのある方は、一度病院で検査を受けることをおすすめします。

 

まとめ

朝だけ腰の違和感がひどくなるという方ならば、寝具の買い替えで腰痛が劇的に改善する可能性もあります。

腰のトラブル対策をお考えの方は、一度GOKUMINの高反発マットレスを試してみませんか?

著者・執筆者

松本 小春

訪問看護事務員で勤務し、介護に従事。併せてフリーのライターとして睡眠・健康・栄養コラムを執筆している。

監修者

美容皮膚科医

山下 真理子 先生

美しい肌を保つためには、質の高い睡眠が不可欠です。
良質な眠りは成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバー(肌代謝)を活発化してくれます。また、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンがきちんと分泌されることで、
肌の老化を遅らせる抗酸化作用も期待できます。健やかで若々しい肌の輝きを保つためにも、適切な寝具を選び、睡眠環境の向上を心がけましょう。

京都府立医科大学卒業後、医師に。現在は関西にて美容医療に携わりながら美容や予防医学の講演活動などを行っている。医療教育にも従事し、総合的な美容医療の啓もう活動に努める。自身の不妊治療経験から、生理改善アドバイザーとして食育などのアドバイスも行う。

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