みなさんは枕の正しい捨て方を、きちんと理解していますか?
枕は布だけでなく、さまざまな素材が使われていますので、処分するときは注意が必要です。
本記事では枕の種類別に処分法を解説していきますので、新しい枕に買い替えるときなどの参考にしてください。
まずはカバーと中材の素材をチェックする
枕は頭部のクッションとなる中材と、全体を覆うカバーで構成されています。
ただしその両方が布製であれば燃えるごみとして手軽に処分できますが、中材に別の素材が使われている場合は、捨てるときに分別しなくてはならないケースもあるんですね。
下記が枕に使われている素材と一般的な分別方法です。
(燃えるゴミ)
・そばがら枕
・羽毛枕
・小豆枕
・ポリエステルわた枕
(燃えないゴミ)
・ビーズ枕
・パイプ枕
・ウレタン枕
素材の種類を見るとお分かりいただけると思いますが、そばがら枕のように天然由来のまくらの捨て方は「燃えるゴミ」、燃やすと有毒ガスが発生する化学物質素材は「燃えないゴミ」となっています。
燃えるゴミとして出せる枕はそのままゴミ袋に入れる、燃えないゴミに分類される素材は燃えないゴミとして処分し、枕のカバーだけ燃えるゴミに出すといった捨て方と覚えておいてください。
また、枕カバーに金属製のファスナーが使われていたら、この部分は燃えないゴミになりますので、ハサミで切り取って捨てるようにしましょう。
ただし、自治体によってこの分別方法は異なってきますので、素材を確認したら役所のごみ収集担当部署に必ず確認してくださいね。
枕の捨て方が粗大ごみ扱いになるケースも
最近は頭部だけでなく肩まで優しく包み込む大型の枕を使っている方も増えていますので、該当する人は燃えるゴミや燃えないゴミになるか、それとも粗大ごみ扱いになるかのチェックも必要です。
ちなみに丈の長い抱き枕の捨て方も、粗大ごみになることが多いと覚えておきましょう。
このように枕は捨て方が複雑になるケースもあるため、処分が面倒と感じてそのまま使い続ける方もいるようです。
しかし枕の内部にカビやダニなどがたまっていたりへたりが激しくなっていたりすると、アレルギーを引き起こすとか、頭部や肩が圧迫されるといった問題が発生して睡眠の質が低下します。
こうしたトラブルを避けるためにも本記事で紹介した枕の捨て方をしっかり押さえておき、適切な捨て方で処分すると同時に、新しく使う枕の機能にこだわることをお忘れなく!
たとえば洗える枕でしたら中材まできれいにできますので、洗えない枕より長期間、衛生的に使えます。
さらに吸湿性の高い枕カバーも一緒に使って中材のへたりを最低限に押さえれば、枕の機能が維持されて快眠環境もキープできるんです。
枕の捨て方で頭を悩ませることなく、末永く使える新しい枕を使ってみませんか?