みなさんは自分が使っているベッドマットレスの寿命を、きちんと把握していますか?
耐用年数を超えた状態で使っていると、反発力や通気性などが低下して、睡眠の質に悪影響を及ぼします。
本記事を参考に買い替え時期を知るとともに、ベッドマットレスの機能低下を抑える方法を確認しておきましょう。
ベッドマットレスの買い替え時期を判断する状態とは?
ベッドマットレスを長期間使っていると、生地が沈み込んだ状態から戻らなくなる、カビの臭いが強くなる、起床時に腰や背中が痛くなるといった問題が出てきます。これらはすべて機能低下が発生しているサイン。
適切なケアをしても変化がない場合は、睡眠の質を守るためにもベッドマットレスを買い替えるべきです。
ベッドマットレスの寿命は素材によって変わりますが、正しい使い方を継続するという条件下で下記が目安になっています。
・低反発ウレタン・・・3~5年
・高反発ウレタン・・・5~8年
・ラテックス・・・6~10年
・ポケットコイルマットレス・・・7~10年
・ボンネルコイルマットレス・・・6~9年
・電動ベッドのマットレス・・・3~5年
ウレタンの場合は、反発力が高くなればなるほど寿命も長くなります。
またマットレス内部にバネが使われているスプリングベッド(ポケットコイルマットレスやボンネルコイルマットレス)は、通気性と耐久性がほかの素材と比べて抜きんでているのがわかりますね。
電動ベッドで使うベッドマットレスの場合は、使う方の状態によって耐用年数が変わります。
寝たきりの方でしたら耐用年数は短くなる傾向にありますし、自力で立つことができてベッド以外の場所で生活する時間もある方は、長い期間使えることが多いですね。
ベッドの耐用年数をアップさせる3つの方法
ベッドマットレスは敷きっぱなしにしておくと、一定の個所に圧力がかかりますし汚れる部分も集中します。
マットレスの寿命を長引かせることを考慮したお手入れを実践すれば、耐用年数がアップしますよ。
では、簡単にできる3つのお手入れ方法を紹介します。
1. ベッドマットレスは2~3か月に一度向きを変える
いつも同じ方向でマットレスに寝ていたら、体重がかかる背部や腰部、臀部にあたる素材のダメージが大きくなります。
これを回避するにはマットレスを裏返したり、上下左右を反転させるのが効果的です。
圧力のかかるポイントが分散されますので、中材の一部がへこんでしまうといったトラブルが起きにくくなります。
2. 吸湿シートやベッドパッドを使用する
ベッドマットレスの大敵である湿気は、吸湿シートやベッドパッドを使って放湿をサポートしましょう。
吸湿グッズを使うことで寝心地がアップしますし、カビやダニの発生を抑えられるというメリットもあります。
3. こまめに陰干しをする
吸湿シートやベッドパッドを使いながら、ベッドマットレス本体も陰干しして内部の水分を放湿させることも、ベッドの耐久性向上に欠かせないお手入れです。
壁際にマットレスを立てかけて扇風機の風を当てれば、汗の水分がしっかり抜けていきますよ。
ベッドスプリングが入った重いマットレスは、2~3年に一度クリーニング業者に依頼して、内部まできれいにしてもらいましょう。
ベッドマットレスのお手入れは手間がかかりますし、重労働でもあるので手抜きになりがちです。
しかし寝具の機能低下は睡眠の質低下に直結しますので、本記事で紹介したお手入れはぜひ実践してくださいね。
新しいベッドマットレスの購入を検討している方は、通気性に優れているのはもちろんのこと、お手入れがしやすくて抗菌仕様になっているアイテムを選ぶことをおすすめします。
衛生的な環境で睡眠がとれれば、寝つきもよくなりますし、朝までグッスリ眠れますよ!