GOKUMINコラム
寝具相談室

敷布団とマットレスの違いは?使い方や必要性を解説

敷布団とマットレスはいずれも床やベッドに敷いて使う寝具ですが、機能性の違いや使うシーンまで理解している方は意外と少ないようです。

両者は特徴が異なりますし、人によって向き不向きもありますので、この機会に寝具の機能を再確認してみましょう。

自分にピッタリの寝具が見つかれば、今より睡眠の質がアップして活動的な日々が送れますよ。 


目次



1.敷布団とマットレスの違いは?

敷布団とマットレスでは、使用している素材やメンテナンス方法、機能性などさまざまな点で違いがあり、どちらもメリット・デメリットがあります。

それぞれの特徴を紹介しますので、どのような違いがあるかチェックしてみましょう。


1-1.安くて放湿ケアがしやすい敷布団

綿やポリエステル、ウールといった保温性が高い素材で作られている敷布団は、日本人が昔から使っている畳に敷いて使うために作られた寝具です。

日常のケアがしやすいのが最大の特長で、天日干しで内部にたまった汗の水分を放湿できますし、布団乾燥機を使う時も高温でダニ退治することで、寝具の衛生状態を保てます。

またマットレスと違い、使い終わったら畳んで押し入れなどに収納できるのも敷布団のメリットですね。


ただし敷布団はマットレスより価格が安いものの、寿命が短いのがネックです。

寝具としての機能を維持できる年数は素材によって変わりますが、一般的に3年が買い替えの目安になっています。

ほかにも敷布団には弾力性がないので和室以外で使用すると底つき感が出るとか、体圧分散力が弱いという点もマットレスとの違いとして覚えておいてください。

フローリングに寝具を敷くケースでは、敷布団のデメリットを考慮してマットレスを利用するべきですね。


1-2.コスパも機能性も高いマットレス

敷布団より価格は高いものの、反発力や復元性に富んだマットレスは、定番の快眠寝具として人気を集めています。

素材もウレタンやラテックス、コイルなどバリエーション豊富で、弾力性があるためフローリングでも使えるなど、シーンに合わせて選べるのがメリットです。

値段が高い分寿命は長く、ウレタン素材で5年程度、コイル素材だと10年ほど使えるのでコストパフォーマンスが非常に高いと言えます。

ただし敷寝具と違い熱に弱いことから天日干しができず、布団乾燥機を使う時も温度に配慮しなくてはならないなど、ケアに手間がかかるのが難点です。

ただ最近は洗濯機で丸洗いできるとか、反発力を調整して自分の体型に合わせるなど、敷布団とは一線を画すマットレスが続々と登場しています。

今後もより快適に眠れてより清潔に保てるマットレスが開発されることは間違いないでしょう。


1-3.表記やサイズにも違いが

敷布団のサイズ表記は幅×長さしか記載されていませんが、マットレスは幅×長さに加えて厚み(高さ)も記されています。

また、敷布団とマットレスでは一般的なサイズが違うため、同じサイズ表記でも幅や長さが異なることがあります。

敷布団とマットレスの一般的な幅×長さの目安は以下の通りです。



サイズ

敷布団の一般的な幅×長さ(cm)

マットレスの一般的な幅×長さ(cm)

シングル

100×210

95×195

セミダブル

120×210

120×195

ダブル

140×210

140×195

クイーン

160×210

160×195

キング

230×210

190×195


寝具を選ぶ際は、快適に睡眠をとるために自分の身長に合う適切な長さを選ぶことが大切です。

敷布団とマットレスでは、適切な長さを出すときの計算方法も違います。


  • 敷布団:身長+35cm
  • マットレス:身長+15cm


2.購入で迷ったら機能性が高いマットレスを!

このように同じ寝具でも、敷布団とマットレスでは大きな違いがあり、使うシーンによって睡眠の質が大きく変わってきます。

和室で寝るのでしたら敷布団を使うのもありですが、やはり気になるのは眠りの深さを左右する反発力が乏しいこと。

寝具の反発力で体圧が分散できないと、体の一部に圧力が集中して寝苦しさを感じ、眠りが浅くなるんですね。

このような点を考慮して、敷布団とマットレスどちらを購入するか迷ったら、少し値段が高くてもマットレスを選ぶべきでしょう。


2-1.マットレスは敷布団なしで使える

マットレスには、敷布団の下に敷いて底つき感や寝心地を改善する『アンダーマットレス』という種類がありますが、通常のマットレスに敷布団は不要です。

単体で使うことを想定して作られているマットレスに敷布団を重ねると、体圧分散性や反発力などの機能性が落ちてしまいます。

寝心地が悪くなって体に負担がかかったり、通気性が悪くなってカビが生えやすくなったりすることもあるので、正しい使い方をしましょう。


3.おすすめマットレス3選!

GOKUMINには、寝心地や機能性にこだわったマットレスが多数揃っています。

ここでは、人気が高くおすすめのマットレスを3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。


GOKUMINのマットレスをチェックしたい方はこちら

https://gokumin.co.jp/collections/mattress


3-1.プレミアムスプリングマットレス


19,998円〜


カラー

ホワイト/ブラック

サイズ

セミシングル/シングル/セミダブル/ダブル/クイーン

厚さ

20cm


高耐久・高品質のポケットコイルと、適度な反発力を持つウレタン(クッション材)を使用したスプリングマットレスです。

高密度に配置されたポケットコイルで体重を適切に支え、外周には高強度のコイルを配置しているので腰かけても形が崩れず、立ち上がりもスムーズです。

湿気を逃しやすい側面全面エアメッシュ・並行配列で通気性も抜群。

腰痛持ちの方や、硬めのマットレスが好みの方、耐久性の高いマットレスを探している方におすすめです。



https://gokumin.co.jp/products/psmss-01

3-2.プレミアムグランマットレス


16,998円〜


カラー

ホワイト/ブラック

サイズ

セミシングル/シングル/セミダブル/ダブル

厚さ

10cm

27パターンから自分にピッタリの寝心地を選べる、三つ折りタイプの高反発ウレタンマットレスです。

硬め250Nプロファイル面とやや硬め180Nフラット面の2層構造になっており、3つのゾーンに分かれているので自分に合う硬さ・タイプに調整できます。

厚さは10cmで、敷布団のように床に直接敷いて使っても底つき感がありません。

消臭・抗菌・調湿機能のある竹炭を配合しており、折りたたみできるので収納やメンテナンスがしやすいのも特徴です。



https://gokumin.co.jp/products/gmwss-01

3-3.ほぐれるジェルマットレス 三つ折り


25,998円〜


カラー

ホワイト/ブラック

サイズ

セミシングル/シングル/セミダブル/ダブル

厚さ

10cm


高弾力TPEジェル素材と高反発ウレタンといった2つの特殊素材を組み合わせた、三つ折りタイプの整体師監修ジェルマットレスです。

体圧分散・弾力・耐久性に優れており、Wのほぐし効果で筋肉をほぐしながら快適な眠りをサポートします。

表裏・3ゾーンの入れ替え可能で、64パターンの寝心地から自分好みに調整できます。

https://gokumin.co.jp/products/se-gelm-s-wh-01


4.マットレスが体に合わない時は?

体に合わないマットレスを使用していると、腰の痛みや肩こりなどの不調に繋がりやすく、睡眠の質も低下してしまうため、買い換えるのが最適な手段です。

しかし、すぐに買い替えられない場合は、以下のような対処法を試してみましょう。


【マットレスが硬すぎるとき】

マットレスが硬すぎるときは、ベッドパッドやマットレストッパーをマットレスの上に敷いてみましょう。

中綿入りのベッドパッド、低反発ウレタンや高弾性ウレタンなど弾力性のあるマットレストッパーなどを使用すると寝心地を柔らかくできます。


【マットレスが柔らかすぎるとき】

マットレスが柔らかすぎるときは、高弾性ウレタンや高反発ウレタンのマットレストッパーを使用すると、硬めの寝心地に調整できます。



まとめ

敷布団は日常的なケアがしやすく低価格ですが、寿命が短い・体圧分散性が低いというデメリットがあります。

マットレスは敷布団と比べると、価格が高めでケアに手間がかかるといったところは難点といえるでしょう。

しかし、敷布団より機能面で優れており、寿命が長いことが魅力になっています。

寝心地の良さ・耐久性にこだわるなら、機能性に優れたマットレスを選ぶのがおすすめです。

今回紹介した特徴の違いや使い方、おすすめの商品を参考にして、快適な眠りを手に入れてくださいね。



監修者

美容皮膚科医

山下 真理子 先生

美しい肌を保つためには、質の高い睡眠が不可欠です。
良質な眠りは成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバー(肌代謝)を活発化してくれます。また、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンがきちんと分泌されることで、
肌の老化を遅らせる抗酸化作用も期待できます。健やかで若々しい肌の輝きを保つためにも、適切な寝具を選び、睡眠環境の向上を心がけましょう。

京都府立医科大学卒業後、医師に。現在は関西にて美容医療に携わりながら美容や予防医学の講演活動などを行っている。医療教育にも従事し、総合的な美容医療の啓もう活動に努める。自身の不妊治療経験から、生理改善アドバイザーとして食育などのアドバイスも行う。

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