
アレルギーや小さい子どものいる家庭にも安心のファイバー素材
眠りに関する悩みとして多く挙げられるのが、腰への負担です。特に、家事や仕事で忙しい方々や小さなお子さんのいるご家庭では、「腰が痛くてつらい」という声を耳にします。こうした声に応えるべく、ファイバー素材を採用した新しい『リライブファイバーマットレス』(三つ折り)を開発したのが、GOKUMINでマットレスを中心に企画開発をしているKさんです。今回は、その誕生の背景や開発秘話についてお話を伺いました。
開発の出発点を教えてください。
実は、私自身も腰痛に悩まされており、腰の負担を軽減できるマットレスをつくりたいと考えたことが開発のきっかけでした。それだけでなく、アレルギーをお持ちの方や、小さなお子さまのいるご家庭でも安心してお使いいただけるマットレスをお届けしたいという想いも込めました。
素材はなぜファイバーにしたのですか?
数ある素材の中からファイバー素材を選んだ一番の理由は、その高い反発力によって自然な寝返りをサポートし、眠っている間も腰への負担を軽減できる点にあります。寝姿勢を無理に固定せず、体をしっかり支えながらも動きを妨げないので、快適な眠りを求める方にぴったりの素材だと考えました。
それに、従来のウレタン素材は通気性が十分とは言えず、汗や湿気がこもりやすいという課題がありました。さらに、丸ごと水洗いすることができないため、アレルギーをお持ちの方や小さなお子さまがいるご家庭では、清潔さを保つことが難しいと感じる方も多いようです。こうした課題を解決し、安心してお使いいただけるマットレスをつくりたいという思いが強くなりました。
ファイバー素材は通気性に優れており、さらに丸ごと洗うことができるため、清潔さを保ちやすいという大きなメリットがあります。また、ファイバーの密度を調整することで、柔らかさと体圧分散のバランスを取ることができ、腰をしっかり支えながら快適な寝心地を実現しました。このように、清潔さと快適さの両立を目指したマットレスに仕上がっています。
今回のモデルは三つ折りで、二層構造だから洗うのも楽なんです。さらに、ファイバーの密度を調整して柔らかさを出しつつ、体をしっかり支えられるようにしました。反発力も高く、寝返りもしやすい設計です。さらに、ファイバー素材は耐久性に優れており、ぬるま湯で洗えば元の形状に近い状態に復元する性質もあるため、長く快適さを保つことができます。
開発にあたってどんな苦労がありましたか。
以前からファイバーマットレスには一定の需要がありましたが、既存の製品は硬すぎたり、価格が高すぎたりして、「使いたいけれど手が届かない」という声が多くありました。そうした声を受けて、「もっと手頃で快適なものをつくりたい」という思いが強まりました。
開発の過程で特に難しかったのは、密度のバランスをとることでした。密度が高すぎると硬くて寝心地が損なわれてしまい、逆に低い密度だと柔らかすぎて、へたりやすく、繊維同士が擦れてガサガサ音が出てしまうのです。試行錯誤を重ね、何度も試作を繰り返した結果、当初の試作品は硬くて逆に反発力が感じられず、理想の寝心地にはほど遠いものでした。しかし、5回目の試作でようやく心地よい硬さにたどり着きました。また、繊維同士が擦れて音が出ないよう、インナーカバーにわたを入れるなどの工夫を施し、音を極力抑えることにも成功しました。
どんな人に使ってほしいですか?
特に、40代から60代の腰痛にお悩みの方におすすめしたいマットレスです。家事や仕事で腰に負担がかかる世代の方々が、少しでも楽に過ごせるようにという思いを込めました。また、小さなお子さまのいるお母さまや、アレルギーをお持ちの方にも安心してお使いいただけるように設計しています。
最後にユーザーの皆さんへメッセージをお願いします。
毎日の眠りをより快適にし、腰への負担を軽減できるように心を込めて開発しました。腰痛にお悩みの方や、家事や仕事でお忙しい方、小さなお子さまのいるご家庭の皆さまにも、ぜひ一度お試しいただきたいと思っています。
インタビュアーも実際に使用しました
私自身、これまではマットレスに特にこだわりがなく、どんな寝具でも眠れると思っていました。ところが30代に入り、腰に違和感を覚えることが増えたのをきっかけに、初めてファイバーマットレスを試してみることにしました。
正直、硬すぎるのではと心配でしたが、実際に寝てみると程よい弾力があり、予想以上に快適でした。沈み込みすぎないので寝返りも打ちやすく、朝起きたときの腰のスッキリ感には驚いています。また、使わないときは三つ折りにして簡単に収納できるので、部屋が狭くても場所を取らず助かっています。実際に自分で使ってみて、このマットレスの良さを改めて実感し、開発の背景にある「腰への負担を減らしたい」という想いに深く納得しました。
最後に
Kさんのお話を伺い、そのこだわりや思いの強さに深く感銘を受けました。マットレスを通じて、腰痛に悩む方々やご家庭に少しでも快適な眠りを届けたいというKさんの情熱が、私自身も強く伝わってきました。ぜひ、この新しいマットレスで、皆さまの眠りがより良いものになることを願っています。
『リライブファイバーマットレス』の詳細はこちらより:商品ページ