
季節の変わり目や朝晩の気温差、夏の蒸し暑さや冬の寒さ。日本では、一年を通して寝具選びに悩む方が少なくありません。温度変化が体調に影響を与えることもあり、「1枚で快適に使える掛け布団がほしい」という声に応える形で開発されたのが、体温に合わせて自動で温度を調整してくれる掛け布団です。温度を快適に保つことで、一年を通して理想的な睡眠環境を整えられるのが特徴です。今回、この掛け布団を手がけたのは、GOKUMINで開発を担当するHさん。誕生の背景やこだわりのポイントについて、じっくりお話を伺いました。
―この掛け布団を作ろうと思ったきっかけは?
掛け布団って、季節ごとに取り替えたり、収納したりするのが意外と大変ですよね。夏は涼しく、冬は寒くない、そんな「1枚で年中使える布団」があったら便利なのに……と思ったのが、開発のきっかけです。また、眠っている間の快適さは、翌朝の体の軽さや目覚めの良さにも関わります。日本の高温多湿な気候やダニ・ホコリの悩みにも対応しながら、寝る人が安心してぐっすり眠れるよう、細かい部分まで試行錯誤を重ねました。
―具体的な温度調整の仕組みについて教えてください。
布団の中には『調温マイクロカプセル配合中綿』という特殊な繊維を使っています。もともとは宇宙服用に開発された技術で、体温に合わせて熱を吸収したり放出したりする調温技術を寝具に応用しました。夏の蒸し暑い夜には余分な熱を吸収して布団内を快適に保ち、冬は体の熱を逃がさず温かさをキープします。寝返りを打ってもムレにくく、寝床内の温度が安定するので、朝までぐっすり眠れるんです。

―ダニやホコリ対策もされているそうですね。
はい。細い糸を高密度で織り込み、、仕上げに密度を高める熱加工を施すことで、一般的な生地より密度の高い構造になっています。そのおかげで、ダニやホコリが入りにくく、清潔に使えます。日本の湿気の多い環境でも安心して眠れる工夫なんです。
―寝心地や使用感へのこだわりは?
温度調整だけでなく、布団をかけたときの軽さや包まれる感触にもこだわりました。厚すぎず薄すぎず、ちょうど良いボリュームで、寝返りしても体が沈み込みすぎません。季節を問わず、誰でも快適に眠れるバランスを意識しました。

―お手入れや使い勝手の工夫は?
布団には抗菌・防臭加工をしているので、汗や皮脂、気になるニオイも洗濯機で丸洗いできます。収納袋が付いているので、使わないときも片付けやすく、届いたらすぐ使えるのも便利です。羽毛特有のニオイが苦手な方でも安心ですし、アレルギーが気になる方やお子さんのいる家庭でも使いやすい布団になっています。
―どんな方におすすめですか?
季節の変わり目や朝晩の気温差で寝苦しさを感じる方、夜中に目が覚めやすい方、汗をかきやすい方など、幅広い方に使っていただきたいですね。1枚で夏も冬も快適に眠れる掛け布団を探している方にもぴったりです。温度を調整して快適さを保つため、暖かい日でも冷える夜でも布団を替える必要がありません そのまま快適に眠れます。作っている私も、「この布団なら毎日気持ちよく眠れそうだな」と感じています。ぜひ多くの方に体感してほしいですね。









