
GOKUMIN「コンフォートバンブーベッド」とは
丈夫で通気性の高い竹製すのこと高強度スチールを組み合わせたフレームで、「耐久性」「清潔さ」「快適さ」を兼ね備えたすのこベッドです。竹素材は木材の約2〜3倍の強度を持ち、天然の抗菌性と通気構造により、湿気やカビに強く、寝室を清潔に保ちます。脚を取り外せばローベッドとして使える高さ調整機能に加え、ヘッドボード(宮棚)には2口コンセント付きで、スマホやタブレットの充電も枕元でラクに。カラーは落ち着きのあるウォールナット、サイズはシングル/セミダブル/ダブルの3種類。耐久性と利便性に配慮された、機能性の高いベッドフレームです。
商品ページ:https://gokumin.co.jp/products/g-cbb-s-wn-01
本製品「コンフォートバンブーベッド」を企画したきっかけや、開発の背景を教えてください。
ECで家具を購入する文化が急速に広がる一方、価格競争の激化によって市場全体の品質が低下しつつあるという課題がありました。私たちは、こうした環境下でも、ECで手軽かつ安心して高品質なベッドフレームを購入できる状況を実現したいと考え、開発に着手しました。
素材として“竹×スチール”を選んだ理由は?
竹は他の木材と比べて2〜3倍の強度を持ち、古くから弓や釣り竿にも使われてきたほど粘性に優れています。一般的に製品内部に使用される木材の成型合板は配送時に破損、カビ、接着面の剥離リスクがあります。また、成型合板は使用時にも吸水による割れが起こりやすいのです。そのため、内部構造には軽量かつ高強度のスチールを採用し、長く安心して使える設計にしました。
GOKUMINとして、寝具ではなく“ベッド本体”に挑戦した狙いは?
かつてレビュー評価がいまひとつで廃盤となったベッド商品があり、その経験が大きな原動力となりました。原料選定、設計を抜本的に見直し、1mm単位で開発者が図面を精査し、試行錯誤を続けた結果、本商品の誕生につながりました。

特にこだわった点はどこでしょう?
最大のこだわりは、“竹×スチール”による独自のハイブリッド構造です。竹の選定から内部構造の再設計まで徹底的に見直し、メンテナンス性や耐久性を大きく向上させました。含水率のコントロールが難しく、加工難易度が高い竹ですが、粘性としなやかさに優れているため、高耐久のスチールと組み合わせることで、他にはない強度と快適性を両立。KURUKURUだからこそ実現できた独自構造であると自負しています。
“脚を外してローベッドにもできる”という仕様で、どういう工夫をしましたか?
足の取付をしやすくし、取り付け部分の強度を上げるため、L字コーナーに角座金という金属板を溶接し、部品数を減らしつつ、強度を高めました。部品数を減らすことでお客様が組み立てしやすいように工夫しているとともに、平面ではなく立体的な構造にすることで、強度を高めたことが大変効果的だったと思います。

他にも工夫したポイントを教えてください。
宮棚の板が重く、大きいパーツのため、宮棚を3分割にして組立やすいようにしました。涼しげな見た目、コンセントなども通しやすいという利便性が生まれたと思います。

開発中に苦労された点・印象的なエピソードがあればぜひお願いいたします。
竹の加工難易度が他の木材と比較して高いため、含水率のコントロールする必要がありました。品質安定のためロット単位で管理し、現地調査にも何度も足を運びました。大量生産ではなしえない、少量生産により変形リスクも低減しています。
強度や耐久性のテストでは、どんな検証を経て現在の仕様にたどり着いたのでしょうか?
一般的な家具耐久試験で行われる300KG耐荷重試験を行い、200㎏までの耐荷重性能を満たすようにしました。さらに、大人2名が飛び跳ねるなどの実生活で想定されるシーンを意識した動的な試験も実施しました。

このベッドを通じて、どんな暮らしや価値観をお客様に届けたいと考えていますか?
家具を実店舗に買って持ち帰るのは大変。とはいえ、ECで買うのは品質が不安。
そんなお悩みを解決するために、安心して買える高品質な家具を利便性やフットワークの 軽さなどのECの良さを活用しつつ、購入して満足感があり、所有感を満たすような高級家具をお客様のもとへ届けたいと私たちは考えています。









