
暑い夏や梅雨の蒸し暑さ、春や秋の肌寒さ。一年を通して快適に眠れる敷きパッドを探している方は多いはずです。こうした声に応えるべく開発されたのが、「オールシーズンリバーシブル敷きパッド」です。開発を担当したのは、GOKUMINで企画を手がけるHさん。今回は、その誕生の背景やこだわりのポイントについてお話を伺いました。
―この敷きパッドを作ろうと思ったきっかけは?
季節が変われば心地よさの基準も変わるのに、同じ寝具でずっと快適に眠り続けるのは意外と難しいんです。夏はほどよくひんやりしてほしいけれど、冷えすぎると眠れない。春や秋は、柔らかくて、触れたときにほっとする質感が欲しい。さらに、日本の湿気の多い夏は寝汗も気になるから、汗を吸ってくれる素材じゃないとつらい。そんなふうに、自分でも「あれもこれも叶えたい」と思い始めてしまって…。どうせ作るなら、季節や人を選ばず、誰でも気持ちよく使える一枚を目指そう、と開発をスタートしました。
―具体的にどんな工夫をされたんですか?
まず、触れた瞬間に「気持ちいい」と思ってもらえることを大事にしました。表側には熱をすばやく逃がす冷感生地を使っていて、接触冷感を示す Q-Max値 は0.35。一般的な生地よりもひんやりするのに、「冷たすぎて目が覚める」なんてことがないよう、GOKUMIN独自の生地配合でバランスを調整しています。冷房の入った部屋で寝返りを打っても、やさしい冷たさが続くようにしたかったんです。
一方、裏側はピーチスキンという、ふわっとした柔らかさとさらっとした触り心地の素材を選びました。春や秋はこの質感がちょうどよくて、気温や気分によって裏表を変えながら使えるようにしています。一枚で季節をまたいで使えるようにしたのは、個人的にも外せないこだわりのひとつですね。

―中綿についてもこだわりがあるそうですね。
はい、中綿は一般的な敷きパッドの倍以上入れて、底つき感のない、包まれるようなふんわりした寝心地を目指しました。寝返りを打っても沈み込みすぎず、体をやさしく支えてくれるので、安心して眠れます。

―湿気や寝汗の対策についてはいかがでしょうか。日本の気候では必須ですよね。
中綿が汗や皮脂をしっかり吸ってくれるので、蒸し暑い日本の夏でも朝まで快適に眠れます。湿気がこもらずサラッとした寝心地を保てるのが、大きなポイントですね。
―肌の保湿面でも工夫があるんですね。
そうですね。寝具では珍しいのですが、CICA成分※を配合していて、寝ている間に肌をやさしくケアできます。寝心地の快適さだけでなく、「使う人の肌まで考えたい」という思いを形にした敷きパッドになっています。
※CICA(シカ):ツボクサ由来の整肌成分「センテラアジアチカエキス」の総称。肌荒れを防ぎ、肌のキメを整える目的でスキンケア製品に使用されています。
―使い勝手の面ではどうですか?
四隅のゴムバンドで寝返りしてもズレにくく、敷布団でもマットレスでも簡単に取り付けられます。汚れても洗濯機で丸洗いでき、乾きも早いんです。年中快適に、しかも清潔に使ってもらえるように、細かいところまで気を配りました。

―どんな方におすすめですか?
暑い夏や湿気の多い梅雨、春や秋の穏やかな夜も快適に眠れるように作ったので、快適な睡眠を求めるすべての方におすすめです。冷たすぎず、ふんわりしたボリューム感があり、肌にもやさしいのがポイント。年中安心して使える敷きパッドを探している方には、ぜひ手に取ってほしいですね。









