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シリカゲルって寝具にも使えるの?汗・湿気に悩む人のための除湿素材入門

夏の夜、寝汗で目が覚めてしまう──そんな経験はありませんか?

特に汗かき体質の方や、体格の良い男性にとっては、毎晩の寝苦しさが悩みのタネ。また、共働き世帯では、子どもや家族の寝汗による“布団の湿気”に困っているという声もよく聞きます。 

そんな「湿気問題」に立ち向かう素材のひとつが、実はお菓子や乾物の袋に入っている“あの小さな袋”でもおなじみのシリカゲル。
今回は、シリカゲルの基本から、寝具への活用方法までをわかりやすくご紹介します。

1. シリカゲルとは? ─ 実は“空気中の水分”を吸っている

シリカゲルとは、ケイ素(二酸化ケイ素)を主成分とした多孔質の乾燥剤です。一見ただの砂のように見えますが、無数の小さな穴が空いており、その穴に空気中の水分を物理的に吸着するという性質を持っています。

 

        ・食品や薬の乾燥剤
        ・カメラや精密機器の防湿剤

 

など、日常のさまざまな場面で活躍しています。ただし、高温や直射日光には弱いため、天日干しで“再生”できるタイプもあれば、繰り返し使用ができないものもあります。

2. なぜ“寝具”にもシリカゲル? ─ 寝汗・湿気は寝具の大敵

人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくと言われます。とくに体格が良い方、暑がりの男性、子どもや高齢者などは汗の量が多く、布団やマットレスが湿気を溜め込みやすいのです。
湿気が溜まると…

 

        •        蒸れて寝苦しい
        •        カビやダニの発生原因になる
        •        寝具が傷みやすくなる

 

といった問題が発生します。
そこで注目されているのが、「吸湿機能を寝具自体に持たせる」という発想。実際、シリカゲルを内蔵した敷きパッドやマットレスパッドなどが登場しており、汗や湿気をしっかりキャッチしてくれるアイテムとして人気です。

3. シリカゲルの「除湿力」ってどれくらい?

シリカゲルは、湿度に応じて水分を吸収・放出する「調湿型」の素材です。なかでも、寝具などに使われるタイプのシリカゲル(いわゆる「B型シリカゲル」)は、高湿度の環境下で自重の約50〜60%の水分を吸収できると言われています。たとえば100gのシリカゲルなら、約50〜60gの水分を取り込める計算です。


さらに、空気が乾燥してくると、溜めた水分をゆるやかに放出し、自然なかたちで湿度バランスを整えてくれるのも大きな特長。この“呼吸するように湿気を調整する力”こそが、電気も手間もかけずに快適さを保ちたい夏の寝具において、頼もしい存在となります。

4. シリカゲル入りの寝具ってどうなの? ─ 快適さの実感ポイント

「シリカゲル入りの寝具って本当に効果あるの?」
そう思われるかもしれませんが、実際に使ってみると以下のようなメリットを感じる方が多いです。

 

        •        布団がベタつかずサラッと感じる
        •        汗をかいても不快になりにくい
        •        朝までムレにくく、途中で目が覚めにくい
        •        天日干しの頻度が減って、家事の負担も軽減

 

また、吸湿機能に加えてリバーシブル構造(夏は冷感、春秋は吸湿面)などの設計がされているものを選べば、通年使える快適寝具として取り入れやすくなります。

まとめ

汗の多い人こそ“湿気対策”でぐっすり眠れる
寝汗や湿気は、気温以上に寝苦しさの原因になります。
とくに汗をかきやすい体質の方や、子育て・介護でこまめな寝具の手入れが難しい方にとって、“湿気に強い寝具”は頼れる味方です。シリカゲルの除湿力を活かした寝具なら、電気を使わず、寝ているあいだに自然に湿度をコントロールしてくれます。心地よいサラサラ感で、夏の夜の睡眠をもっと快適に。

 

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