GOKUMINコラム
プロダクト情報局

寝苦しい夜を変える、“調湿する寝具”。珪藻土のちからを味方に

じっとりと蒸し暑い夏の夜。体格がよく汗をかきやすい方にとって、寝苦しさは毎晩のように付きまとう悩みです。「布団がムレて目が覚める」「朝になるとシーツがじっとり湿っている」

──そんな声は少なくありません。

 

そうした悩みに対して近年注目されているのが、“調湿する素材”としての珪藻土(けいそうど)。天然素材でありながら、空気中の水分を吸収・放出してくれる機能を持ち、バスマットをはじめさまざまなアイテムに活用されています。実は、寝具の快適さを支える素材としても活躍しているのです。

1. 珪藻土とは──天然の“呼吸する素材”

珪藻土は、植物プランクトンの一種「珪藻」の殻が化石化してできた天然の土です。特徴は、表面に無数の微細な孔(あな)が空いており、そこに空気中の水分を物理的に吸着したり、湿度に応じて放出したりする調湿性を持っていること。

こうした性質から、珪藻土は古くから壁材・土壁・火に強い炉材などとして用いられてきました。現代では、バスマットやコースター、保存容器の乾燥剤など、湿気対策をしたい場所で幅広く活躍しています。

2. 寝具にも使われている?──“見えないところで支える快適さ”

珪藻土というと硬い板状のイメージがありますが、寝具で使われる場合は、粉末や粒状、あるいは特殊な繊維素材に加工された状態で使われます。これらは中材や裏地に封入され、直接肌に触れることはありません。

その効果はというと──


寝汗によるムレ感を軽減し、寝床内の湿度バランスを整えることで、サラッとした快適な肌ざわりが長続きすることが多くのユーザーから評価されています。特に、体格が大きく、汗の量が多い方には効果を実感しやすい調湿機能。「朝まで快適に眠れた」「エアコンに頼りすぎずに済んだ」といった声も多く見られます。

3. 珪藻土=危険?──アスベスト問題と安全性について

一部で話題になった「珪藻土製品からアスベストが検出された」というニュース。
これを受けて、珪藻土という素材そのものに対して不安を感じている方も少なくありません。

ですが、ここで押さえておきたいのは、珪藻土そのものに問題があったわけではないということ。問題となったのは、特定の製品において加工時に補強材としてアスベスト(石綿)が混入されていたケースです。

 

現在、寝具メーカーや生活用品メーカーでは、

 

        •        厳格な検査基準を設けている
        •        使用する素材にアスベストは含まれていないことを明示している

 

といった対策が徹底されており、寝具で使われる珪藻土は安全であると考えて問題ありません。

むしろ、肌に直接触れない中材・裏地での使用が主流であるため、日常使いでリスクに触れることはほぼゼロといえるでしょう。

4. エアコンだけに頼らない“体にやさしい”除湿対策を

共働き世帯や子育て・介護中の家庭では、夜間のエアコン使用にも気を遣うもの。電気代や体への冷えの負担を考えると、自然に除湿できる環境をつくることが大切になってきます。

珪藻土のような調湿素材を寝具に取り入れることで、

 

        •        湿気による寝苦しさの軽減
        •        カビやニオイの発生予防
        •        干す・洗う頻度の軽減による家事の負担軽減

 

など、多方面からの快適さを得られる選択肢となります。

まとめ:ムレない眠りをつくる、新しい寝具のかたち

寝具選びにおいて“通気性”や“触り心地”だけでなく、湿気とどう向き合うかが見直されつつある今。珪藻土は、調湿性・安全性・再生可能性をあわせ持つ、現代の寝具にフィットした素材です。とくに寝汗に悩む方、家族の睡眠環境に気を配りたい方にとって、「目に見えないけれど確かな快適さ」をもたらしてくれる存在となるはずです。 

 

除湿リバーシブル敷きパッド・枕パッド』

https://gokumin.co.jp/products/g-jrm-dgy-01

 

注目の商品 Pickup Item