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おやすみコラム

目覚ましなしで起きる方法はある!アラーム音の悪影響も解説

毎朝決まった時間に起きるために、携帯のアラームなどを使っている方は多いですよね。
しかし、寝ている時に音の刺激を受けることで、心身にさまざまなダメージが加わります。
では、アラームなしで起きる方法はあるのでしょうか?
本記事を読んで、快適な朝を迎えるコツを覚えて実践してみてください。

 

アラームの音がストレスになる理由とは

朝早くアラームの音を耳にすると、びっくりして心拍数が上がることがあります。
これは、寝ている間に優位になっている副交感神経が、交感神経に切り替わることで起きる体の反応です。
交感神経がONになれば血圧も上昇しますし、それまで緩やかだった呼吸は早くなり、不安を覚えるなど気分も悪くなります。

また長期にわたって起床時にストレスを感じ続けると、記憶力や学習能力にも影響が出ることがわかっていますし、気分の落ち込みが悪化してうつ病を発症するリスクも高まるのです。
一度のアラームで起きられずスヌーズ機能を使ったら、心身へのダメージがさらに大きくなることは言うまでもありません。
健康な方はもちろんのこと、持病がある方は目覚ましなしで起きる方法を探すべきですね。

 

自己覚醒力を使ってアラームなしで起きるには?

目覚ましの音で起きるデメリットはご理解いただけたと思いますが、アラームなしでどうやって起きればいいのかという疑問が残りますね。
そこでみなさんに、目覚ましなしで起きる方法としておススメしたいのが、「自己覚醒力」の利用。

 

これは自分が起床したい時間に自然と目を覚ますという、わたしたちが生まれながらに持っている能力です。
起きる時間が近づくと、副腎皮質刺激ホルモンの分泌量が高まり、脳が起床する準備を始めて心地よい朝を迎えられます。
寝る前に「明日は6時に起きる」と自分に言い聞かせたり、起きる時間の数字と同じ数(6時に起きるのであれば6回)枕をたたいたりするといった自己暗示で、朝早くてもアラームなしで起きられるんです。
自己覚醒力のコントロールは、すぐに効果が出る“目覚ましなしで起きる方法”ではありませんが、毎晩寝る前に繰り返すことでアラームなしの朝を迎えられることが期待できます。


今まで目覚ましに頼っていた方が、朝早く起きる日や、睡眠不足が続いているときにアラームなしで起きるのは大変ですが、心身へのダメージを減らすためにも、本記事でお伝えした“目覚ましなしで起きる方法”を実践してみてください。
自己覚醒法と一緒に、睡眠の質を上げる策も講じれば、なおよしです!
通気性バツグンで自分に合った反発力に調整できる枕やマットレスを使うとか、寝る前にストレッチや腹式呼吸を行なうことを習慣にしてみましょう。

著者・執筆者

松本 小春

訪問看護事務員で勤務し、介護に従事。併せてフリーのライターとして睡眠・健康・栄養コラムを執筆している。

監修者

美容皮膚科医

山下 真理子 先生

美しい肌を保つためには、質の高い睡眠が不可欠です。
良質な眠りは成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバー(肌代謝)を活発化してくれます。また、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンがきちんと分泌されることで、
肌の老化を遅らせる抗酸化作用も期待できます。健やかで若々しい肌の輝きを保つためにも、適切な寝具を選び、睡眠環境の向上を心がけましょう。

京都府立医科大学卒業後、医師に。現在は関西にて美容医療に携わりながら美容や予防医学の講演活動などを行っている。医療教育にも従事し、総合的な美容医療の啓もう活動に努める。自身の不妊治療経験から、生理改善アドバイザーとして食育などのアドバイスも行う。

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