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おやすみコラム

中途覚醒でお悩みの方必見!グッスリ眠れない原因と対策6選!

睡眠の途中で目が覚めると疲労回復やストレス解消が進まず、翌日のパフォーマンスが低下しますよね。
このような質の悪い眠りは深刻な睡眠障害を招き、健康リスクもアップさせますので、本記事を読んで最適な対策を講じましょう。
早朝や夜中に目が覚めて眠れないといった症状がない方にとっても、睡眠の質を上げるために知っておくべき知識ですよ。

 

中途覚醒を引き起こす6つの原因と対策

ここでは中途覚醒が引き起こされるといわれている6つの原因についてご紹介していきます。
あなたも当てはまることがないかしっかりチェックしていきましょう!

 

1. 寝る前にアルコールを摂取している

お酒を飲むと心身がリラックスして寝つきがよくなりますが、アルコールの分解が進むと「アセトアルデヒド」という物質が生成されて、心身を活動的な状態に導く交感神経が刺激されます。
この物質の働きによって中途覚醒が発生し、夜中に目が覚めて眠れないといった症状が出るのです。

寝る前の飲酒は“睡眠障害を招く悪しき習慣”と認識して、寝る前はハーブティーや白湯などを飲んでリラックスしましょう。
お酒を飲むのでしたら、布団に入る3時間前までを目安にして、飲む量はほろ酔いになる程度にするといった快眠対策を徹底してください。

2. カフェインの摂取量が多い

コーヒーや緑茶などに含まれるカフェインには、強い利尿作用があります。
この作用は8~14時間にわたって続きますので、毎晩のように夜中にトイレに行きたくなって目が覚めるという方は、お昼以降の飲み物をノンカフェインドリンクに替えることをおススメします。
中途覚醒を防ぐ効果的な対策になりますよ。

 

3. 寝室の温度や湿度が快眠に適していない

寝室の温度や湿度が高すぎる、もしくは低すぎることも、中途覚醒の原因になります。
夏の室温は25度、冬は20度ぐらいに、湿度は1年を通して40~60%の範囲になるようにエアコンや加湿器などで調整してください。
冬の早朝に寒さを感じて眠っている途中で目が覚める場合は、起きる前から暖房のスイッチをONにしておきましょう。
朝の目覚めをよくする対策としても、ひと役買いますよ。

エアコンの画像

4. 音や光の刺激を受けている

睡眠中に外から騒音が聞こえてきたり、光の刺激(照明の小玉電球など)を受けたりすると、夜中に目が覚めて眠れない人もいますね。
そんなお悩みを抱えている方は、睡眠用の耳栓とアイマスクで中途覚醒対策を講じましょう。
一緒に寝ているパートナーがいびきをかいている場合も音が原因となって中途覚醒を招きますので、このケースでも耳栓の装着が中途覚醒の治し方として有効です。

5. ストレスが溜まった状態になっている

ストレス過多の状態に陥ると眠りが浅くなるだけでなく、中途覚醒の原因となる悪夢を見やすくなります。
また音や光などの刺激にも敏感に反応し、眠っている途中で目が覚める頻度が高まります。
ストレスの原因を解消することが一番ですが、それが難しい場合は寝る前に腹式呼吸を行ないましょう。
腹式呼吸をすると心身をリラックスさせる副交感神経が優位の状態に変わるので、睡眠障害の治し方として覚えておきましょう。

呼吸を整えている女性

6. マットレスの反発力が体に合っていない

マットレスが硬すぎたり柔らかくて体が沈み込んでしまったりすると、体圧が分散されずに体の一部に圧力がかかり、寝苦しさを感じて中途覚醒を引き起こす原因になります。
このような睡眠が続いている方は、マットレスの反発力を早急に見直すべきです。
低反発から高反発まで、反発力を自在に調整できるマットレスを手に入れて、朝までグッスリ眠れる最適な硬さを見つけてください。

また、睡眠障害は枕が原因で発生することもあります。
マットレスと同じように硬さや高さが最適か再確認して、汗の湿気が溜まっていないかとか、へたっていないかなど確認しましょう。
寝具の機能を見直すと中途覚醒を引き起こす原因が見つかるケースが多いので、本記事を読んだらすぐにチェックです。

以上、中途覚醒の原因と治し方について解説しました。
今回ご紹介した原因を取り除いてもまだ症状が改善しない場合は、早めに医療機関を受診して下さい。
放置しておくと睡眠障害が悪化するだけでなく、うつ病などのリスクも高まりますので、軽視は禁物ですよ!

著者・執筆者

松本 小春

訪問看護事務員で勤務し、介護に従事。併せてフリーのライターとして睡眠・健康・栄養コラムを執筆している。

 

監修者

美容皮膚科医

山下 真理子 先生

美しい肌を保つためには、質の高い睡眠が不可欠です。
良質な眠りは成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバー(肌代謝)を活発化してくれます。また、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンがきちんと分泌されることで、
肌の老化を遅らせる抗酸化作用も期待できます。健やかで若々しい肌の輝きを保つためにも、適切な寝具を選び、睡眠環境の向上を心がけましょう。

京都府立医科大学卒業後、医師に。現在は関西にて美容医療に携わりながら美容や予防医学の講演活動などを行っている。医療教育にも従事し、総合的な美容医療の啓もう活動に努める。自身の不妊治療経験から、生理改善アドバイザーとして食育などのアドバイスも行う。

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