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モーニングアタックの対策4選!原因と治し方、花粉症への効果を解説

朝起きたときに鼻づまりやくしゃみが発作的に出る状態を、モーニングアタックといいます。
寝起きに起こるこのような不快症状は、原因別に対策を講じる必要があります。
モーニングアタックに苦しんでいる方は、治し方のポイントを押さえて症状を改善し、快適な朝を迎えて気持ちよく1日のスタートを切りましょう!

 

モーニングアタックを引き起こす原因と治し方

ここでは、モーニングアタックを引き起こす主な原因と4つの改善方法についてご説明いたします。

 

1.自律神経を交感神経優位の状態に切り替える

睡眠中は休息を促す自律神経(副交感神経)が優位になっていて、寝起きもしばらくその状態が続きます。
一方、心身の動きを活発にするもう1つの自律神経(交感神経)には、血管を収縮させてくしゃみや鼻づまりなどを押さえる働きがあるんです。

したがって、寝起きは交感神経優位の状態になるような行動をとる必要があります。
具体的には、朝起きたらすぐにカーテンを全開にして太陽光を全身で浴びる、白湯を飲む、深い呼吸を短く繰り返すなどです。
このような朝習慣は自律神経の乱れを整える対策としても有効なので、明日から実践してみましょう。

2.寝具に付いた老廃物を寝る前に取り除く

枕やマットレス、掛け布団などには、室内のホコリだけでなく、体からはがれ落ちた老廃物がたくさん付着しています。
ペットを飼っている人であれば、毛やフケなどもついていることでしょう。
こうした老廃物を寝起きに吸い込んでしまうことも、モーニングアタックの原因となるので、シーツや枕カバーをこまめに洗濯する、寝る前に粘着カーペットクリーナーで表面の汚れを取るなどして、寝具をきれいな状態に保ってください。

枕カバーを替えている女性

また、ダニの死骸などもモーニングアタックを引き起こしますから、防ダニ加工が施されたマットレスや、洗えるタイプの枕の使用もおススメします。
深い眠りをサポートしてくれる寝具を使えば、乱れやすい自律神経のダメージ修復も進み、起床時に交感神経優位の状態へ切り替わりやすくなりますよ。

3.寝室は床だけでなく壁もきれいにする

寝室の床や壁には日常生活で発生するホコリ以外にも、外出時に衣服やバッグなどに付着した化学物質や砂ぼこりなどが着いています。
花粉症がひどくなる季節は、室内に入り込む花粉の量も増えますので、床や壁の掃除はこまめに行なうほか、空気清浄機も併用してモーニングアタックを防ぐとよいでしょう。
さらに、花粉は寝具にも付着しますから、花粉症対策としてシーツや枕カバーだけでなく、布団カバーもこまめに洗濯してください。

4.床面から高さ30センチ以上の位置で寝る

室内に風の流れがなくても、床から30センチの空間はたくさんのホコリや雑菌が浮遊していますし、花粉症の原因となる花粉もたくさん浮いています。
マットレスを床に直接敷いて寝ている方は、こうした老廃物を吸い込みやすいので、30センチ以上の高さに顔がくるように寝具の配置を調整してください。
これはモーニングアタックの治し方であると同時に、花粉症の重症化防止にもつながる対策です。

以上、モーニングアタックを引き起こす4つの原因や治し方などについて解説してきましたが、症状がひどい方は別のアレルギーを発症している可能性がありますので、耳鼻科の受診を検討してください。
寝起きにモーニングアタックが起きると、朝から気分が落ち込んで1日の行動力にも影響します。
不快な症状は本記事でお話しした治し方で対処し、日々の行動力をアップさせて快活な生活を送りましょう。

著者・執筆者

松本 小春

訪問看護事務員で勤務し、介護に従事。併せてフリーのライターとして睡眠・健康・栄養コラムを執筆している。

監修者

美容皮膚科医

山下 真理子 先生

美しい肌を保つためには、質の高い睡眠が不可欠です。
良質な眠りは成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバー(肌代謝)を活発化してくれます。また、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンがきちんと分泌されることで、
肌の老化を遅らせる抗酸化作用も期待できます。健やかで若々しい肌の輝きを保つためにも、適切な寝具を選び、睡眠環境の向上を心がけましょう。

京都府立医科大学卒業後、医師に。現在は関西にて美容医療に携わりながら美容や予防医学の講演活動などを行っている。医療教育にも従事し、総合的な美容医療の啓もう活動に努める。自身の不妊治療経験から、生理改善アドバイザーとして食育などのアドバイスも行う。

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