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おやすみコラム

妊婦が寝れない理由はつわりだけじゃない!原因と対策をわかりやすく解説

女性は妊娠すると体にさまざまな変化が起こり、今までにない体調不良や障害が発生します。
寝れないといった睡眠障害もその1つで、その原因は妊娠初期と中期、そして後期とで変わります。
元気な赤ちゃんを生むにはお母さんが質の高い睡眠をとることが必須ですから、本記事を参考に寝れないお悩みを解消してくださいね。

妊娠初期はつわりと不安定な心が眠りの質を落とす

妊娠したばかりの時期は、胎盤から分泌されるホルモンが嘔吐中枢を刺激することなどが原因で、夜もつわりに悩まされます。
またメンタル面の不安が高まる時期でもありますので、つわりとあいまって睡眠の質は低下しやすくなります。
こうした症状が続くため、妊娠初期の妊婦さんは寝れない夜が多くなってしまうのです。
その一方で、眠気を発生させる女性ホルモン(プロゲステロン)の影響で、眠くて眠くて仕方ないと感じる妊婦さんもいるんですよ。

体調が安定してくる妊娠中期は胎動が気になる方も

妊娠から14週ほど経過すると不安が軽減して心が安定する一方で、赤ちゃんがお母さんのお腹を蹴る「胎動」の頻度が高まり、その動きが気になって寝れない妊婦さんが増えます。
さらに赤ちゃんも成長して重くなりますから、腰の痛みを感じたり呼吸が苦しくなったりして寝れないというケースもあります。
また子宮が大きくなることから膀胱が圧迫され、夜中にトイレで目が覚める回数が増えるのもこの時期ですね。
ほかにも妊娠中期の妊婦さんは寝返りが打ちにくくなるので、腰だけでなく背中痛いと感じるようになり、睡眠不足に陥る傾向にあります。

背中が痛い妊婦

妊娠後期は再び心が不安定な状態になりやすい

妊娠後期に入ると妊婦さんは「赤ちゃんが無事に生まれるか」「破水がいつくるか」などを考えるようになり、出産が近づくにつれて再び心の状態が乱れやすくなります。
そしてお腹もさらに大きくなり、膀胱の圧迫度が高まることで増える夜中のトイレや呼吸の苦しさ、むくみが原因で起こる睡眠中のこむら返りなど、睡眠の妨げになる症状が増えるんですね。
この睡眠障害に輪をかけるのが、昼間の運動量が減ることに起因する寝つきの悪さです。
日中に体を動かさないと適度な疲労がたまらず、体の睡眠欲求が低下しますし、ストレスも増えてしまいます。

このように、妊婦さんが睡眠障害を抱える原因は多岐にわたります。
不眠のお悩みを解決するには、時期やその時の症状に応じて、下記に挙げる習慣を生活に取り入れる必要があります。

・自律神経の乱れを抑えるために、起床時間と就寝時間は毎日同じにする
・寝る前に腹式呼吸を行なって、心身の休息を促す副交感神経を優位にする
・運動不足と寝つきの悪さを解消するために、ヨガやストレッチを積極的に行なう
・睡眠ホルモンの分泌を妨げないよう、夜はスマートフォンの使用を控える
・パートナーにふくらはぎなどをマッサージしてもらって、むくみを改善する

最後に、寝れない妊婦さんに最適な寝具をご紹介します。
妊婦さんが仰向けで寝ていると背中痛い、腰が痛いといった症状が強くなりますし、呼吸が苦しくて寝れないこともあります。
そこで、楽に横向きで寝られる『抱き枕』を利用してみましょう。
抱き枕を使うと体に負担がかかりにくい姿勢で眠れますから、背中や腰の痛みが和らぎますし、安心感が高まって心もリラックスします。

また枕を抱く行為が安心感を増大させてくれますので、睡眠の質が高まることも期待できるんです。
不快な症状から解放されて安心感に満たされながら朝までグッスリ眠れば、お母さんの健康度がアップして元気な赤ちゃんが生まれてくることでしょう。

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