GOKUMINコラム
寝具相談室

【痩せ型・腰痛向け】女性におすすめのマットレスを3個紹介!選び方も解説

今回は、痩せ型で腰痛のある女性に合うマットレスの選び方と、GOKUMINおすすめのマットレスを厳選してご紹介します。

「体がフィットしていない感じがする」「朝起きると腰が痛い」といったことがある場合、マットレスが自分の体に合っていない可能性があります。

体に合っていないマットレスは腰痛の悪化につながりやすいため、自分にはどのようなマットレスが適しているのか確認してみましょう。


1.女性向けマットレスの選び方

女性は男性と比べると体重が軽く、筋肉量が少ない傾向があるため、適度に反発力のあるマットレスだとスムーズに寝返りを打つことができます。

また、女性は男性よりも曲線的な体つきをしているのが特徴です。

そのため、女性は柔らかい寝心地で凹凸部分にフィットし、体圧を分散するマットレスが向いているでしょう。

しかし、体重や体型は個人差があるため、自分に合ったマットレスを選ぶには硬さや素材、サイズにこだわることが大切です。

ここでは、痩せ型で腰痛が気になる女性のマットレスの選び方のポイントを紹介します。


1-1.硬さ:腰痛対策にも重要

マットレスの硬さは硬すぎても柔らかすぎても体に負担を与えるため、自分に合った適度な硬さを選ぶことが重要です。



硬すぎるマットレスを選ぶと体がフィットせず、肩や腰のくびれ部分などが浮いてしまいます。

そうすると、背中や腰など出っぱった部分に体圧が集中して負荷がかかり、腰痛にも影響を与えます。

とくに、痩せ型で体重が軽い女性は、標準体型・体重の女性よりもマットレスに体が沈み込みにくいので注意が必要です。




寝ているときは、直立しているときと同じように背骨がS字を描いている状態を保つと、体に負担がかからず、リラックスして眠ることができます。

柔らかいマットレスは体にフィットして体圧を分散する特徴がありますが、柔らかすぎると体が沈み込んで、寝姿勢が崩れてしまいます。

「く」の字の姿勢になって腰への負荷が大きくなるので、寝心地が悪いだけでなく腰痛が悪化する原因にもなります。

また、柔らかすぎるマットレスは反発力が低く、寝返りが打ちにくいこともデメリットのひとつです。

痩せ型で筋力が低い女性は、柔らかすぎるマットレスだと寝返りを打ちにくく感じるでしょう。

快適な睡眠をとるには正しい寝姿勢を保つことと寝返りの打ちやすさが重要となるため、自分に合った適度な硬さのマットレスを選ぶことが大切です。


1-2.素材:体型・体重と関係がある

マットレスは使われている素材によって硬さが異なるため、自分の体型や体重に合ったものを選ぶことが大切です。

マットレスに使用されている主な素材は6種類あります。

それぞれの硬さや主な特徴をチェックしてみましょう。


【素材別の硬さ・特徴】

素材

硬さ

主な特徴

高反発ウレタン

かため

  • 反発力が高いウレタンフォーム素材
  • 理想の寝姿勢を保ちやすい
  • 寝返りが打ちやすい
  • 腰痛持ちの人に向いている
  • 低反発ウレタンと比べて耐久性が高い
  • 低反発ウレタンと比べて通気性が良い
  • 比較的価格が安い

低反発ウレタン

やわらかめ

  • 反発力が低いウレタンフォーム素材
  • 体圧分散性に優れている
  • 体にフィットして包み込むような寝心地
  • 横向きの寝姿勢でも肩や腰に負荷がかかりにくい
  • 価格が安い

ラテックス

やわらかめ

  • ゴムの木の樹液を原料とした素材
  • 柔らかい寝心地と高い反発力を兼ね備えている
  • 体圧分散性に優れている
  • 腰痛持ちの人に向いている
  • 耐久性が高い
  • 抗菌作用があるのでダニやカビが発生しにくい
  • ラテックスアレルギー(ゴムアレルギー)のある人は避けた方が良い
  • 価格が高い

ファイバー

かため

  • ポリエチレンやポリエステルなど樹脂を繊維状にして編みこんだファイバー素材
  • 体圧分散性が高い
  • 寝返りしやすい
  • 通気性がとても良い
  • 丸ごと水洗いができる
  • 耐久性が低い
  • 腰痛持ちの人に向いている

ボンネルコイル

かため

  • コイルスプリングを連結している
  • 反発力が高い
  • 耐久性が高い
  • 通気性が良い
  • 価格が安い

ポケットコイル

やわらかめ〜かため

  • 不織布で包んだコイルスプリングを敷き詰めている
  • 体圧分散性に優れている
  • 横揺れしにくい
  • 耐久性が高い
  • 価格が高め
  • 腰痛持ちの人に向いている


例えば、低反発マットレスの場合、体圧分散性に優れていて柔らかい寝心地が魅力です。

痩せ型の女性には向いていますが、大柄な人は体が沈み込みすぎて理想的な寝姿勢を保てなくなり、寝返りもしづらくなることがあります。

一般的に、体重の重い人はコイルマットレス、体重が軽い人は低反発ウレタンや『N値(硬さを示す単位)』が低い高ウレタンが向いています。

体重別のおすすめマットレス素材を紹介しますので、目安のひとつとして参考にしてみてください。


【体重別のおすすめマットレス素材】

体重

おすすめマットレス素材

40kg未満

  • 低反発ウレタン

40〜50kg未満

  • 高反発ウレタン(100N〜150N)
  • ポケットコイル(やわらかめ)

50〜80kg未満

  • 高反発ウレタン(150N前後)
  • ポケットコイル(ふつう)
  • ラテックス
  • ファイバー

80〜100kg未満

  • 高反発ウレタン(180N程度)
  • ポケットコイル(かため)
  • ボンネルコイル
  • ファイバー

100kg以上

  • 高反発ウレタン(200N以上)
  • ボンネルコイル


1-3.サイズ

マットレスは基本的に縦幅が約195cmで、シングル、セミダブルといったサイズによって横幅が変わってきます。

自分の体格に合わない横幅のマットレスを使っていると、寝返りが打ちにくくなり、睡眠の質の低下や腰痛などにつながります。

マットレスの横幅は『肩幅+30cm以上』のサイズであれば左右どちらにも余裕があり、寝返りを打ちやすくなります。

一般的なマットレスの横幅は、以下の通りです。


サイズ

横幅

セミシングル

80cm

シングル

97cm

セミダブル

120cm

ダブル

140cm

クイーン

160cm

キング

180cm

※GOKUMINで取り扱っているマットレスサイズです。マットレスのサイズはメーカーや商品によって異なります。


体型別のおすすめサイズは、以下の通りです。


体型

サイズ

小柄

セミシングル以上

普通

シングル以上

大柄

セミダブル以上


日本人女性の平均的な肩幅は40cm程度のため、痩せ型の場合はセミシングル(横幅80cm)、普通体型の場合はシングルサイズ(横幅97cm)で快適に眠れるでしょう。

寝相が悪い人やゆったりとした広さで眠りたい人は、余裕を持ってワンサイズ上を選ぶと良いでしょう。

2人以上で寝る場合も、横幅の目安は変わりません。

例えば、肩幅40cmの人が2人で寝る場合、ダブルサイズ(横幅140cm)以上が目安になります。

快適に感じるマットレスの広さは人によって異なるため、自分の肩幅や寝方、好みに合わせて選ぶのがおすすめです。


2.女性におすすめのマットレス素材

マットレスの素材は『ボンネルコイル』『ポケットコイル』『ウレタン』を使っていることが一般的なため、多くの選択肢の中から自分の体に合ったマットレスを選ぶことができます。

ここでは、それぞれの特徴やデメリット、購入する際のポイントについて解説します。



2-1.ボンネルコイルマットレス

ボンネルコイルは、複数のコイルスプリングが連結しているのが特徴です。

かための寝心地で体が沈み込みにくく、「面」でしっかりと支えるので、体重が重めの人でもスムーズに寝返りを打ちやすいです。

反発力や耐久性が高く、ポケットコイルと比べると通気性や価格面でも優れています。

体圧分散性は低めで、横揺れを感じやすいデメリットがあります。

痩せ型の女性が使用すると腰に負担がかかりやすいため、ボンネルコイルを使用したい場合は高品質で厚みのある詰め物を使用しているものを選ぶとよいでしょう。

また、マットレスの上にマットレストッパーを敷いて、寝心地を調整するのもおすすめです。


2-2.ポケットコイルマットレス

ポケットコイルマットレスは、一つひとつ不織布で包んだコイルスプリングが敷き詰められているのが特徴です。

独立したコイルスプリングが体を「点」で支え、部位に合わせて適度に沈み込んで体圧を分散し、理想的な寝姿勢を保ちやすいメリットがあります。

ボンネルコイルと比べると通気性が低く、価格が高めなところがデメリットといえます。

ポケットコイルマットレスは基本的にやわらかめの寝心地ですが、配列方式やコイルスプリングの線径(太さ)によって硬さが変わります。

そのため、自分の体重や好みの寝心地に合わせて選びやすいでしょう。


【コイルスプリングの線径(太さ)】

  • 1.8mm:やわらかめ
  • 1.9mm:ふつう
  • 2.0mm以上:かため


【配列方式】

  • 並行配列:やわらかめ
  • 交互配列:かため


横揺れしにくく、一緒に寝ている人に振動が伝わりにくいので、2人以上で使いたいときにもおすすめです。


2-3.ウレタンマットレス


ウレタンマットレスは大きく分けて『低反発ウレタン』と『高反発ウレタン』があります。

低反発ウレタンは柔らかい寝心地で体にフィットするのが特徴で、体圧分散性に優れています。

高反発ウレタンは反発力が高いので寝返りが打ちやすく、理想の寝姿勢を保ちやすいのがメリットです。

低反発ウレタンは痩せ型の人に向いています。

高反発ウレタンはN値によって硬さが変わるので、体型・体重、好みに合わせて選びやすいでしょう。

ウレタンマットレスは他の素材と比べて熱がこもりやすく、とくに低反発ウレタンは通気性が低めです。

ウレタンマットレスを購入する際は、通気性を良くする工夫が施されている商品や、お手入れがしやすい商品を選ぶのがおすすめです。


3.【痩せ型・腰痛向け】女性におすすめのマットレス3選!

GOKUMINではさまざまなタイプのマットレスを取り揃えているため、自分の体重や体型、体のお悩みに合わせて適したマットレスを選ぶことができます。

ここでは、痩せ型で腰痛が気になる女性におすすめの商品を紹介します。


プレミアムハイブリットマットレス


13,998円〜


カラー

ホワイト/ブラック

サイズ

セミシングル/シングル/セミダブル/ダブル

厚さ

6cm


やや硬めで寝返りしやすい高反発ウレタンと、体にしっかりとフィットする低反発ウレタンの2層構造になった三つ折りタイプのマットレスです。

3ゾーンに分かれており、ゾーンや表裏を入れ替えることで好みの寝心地にカスタマイズできます。

厚さは6cmで適度な硬さがあり、マットレスの上や敷布団の上・下などに敷いて睡眠改善に使用でき、底つき感がないので敷布団のように床に敷いて使うことも可能です。


プレミアムハイブリットマットレス


ほぐれるジェルマットレス 三つ折り


25,998円〜


サイズ

セミシングル/シングル/セミダブル/ダブル

カラー

ホワイト/ブラック

厚さ

10cm


『ほぐれるジェルマットレス 三つ折り』は、ほぐれるジェルマットレスの三つ折りタイプです。

新感覚のTPEジェルと高反発ウレタンを使用しており、Wのほぐし効果を実現しています。

表裏で素材を入れ替え可能、3ゾーンに分割されているので64パターンから好みの寝心地を選べます。

心地よい眠りをサポートするように体圧分散・弾力反発・耐久性にこだわってつくられているので、体を労りたい人におすすめです。


ほぐれるジェルマットレス 三つ折り


 


アルティメイトマットレス


27,998円〜


サイズ

セミシングル/シングル/セミダブル/ダブル

カラー

ホワイト/ブラック

厚さ

15cm


プロファイル面とフラット面を選べる250N高反発・180N高反発・高弾性・低反発を使用した、4層構造の三つ折りタイプのマットレスです。

4層すべてに消臭・調湿・抗菌力のある竹炭を配合しており、カバーは外して洗濯可能。

3ゾーンに分かれているので入れ替えることができ、125通りの寝心地から自分に合うものを選べます。

マットレス選びに失敗したくない人、自分で寝心地を調整したい人におすすめです。


アルティメイトマットレス



まとめ

痩せ型・腰痛のある女性は、適度に反発力があり、体圧分散性に優れたマットレスを選ぶのがおすすめです。

しかし、人によって体重や体型、好みは異なるため、硬さや素材、サイズに注目してマットレスを選ぶと良いでしょう。

今回紹介した選び方のポイントやおすすめ商品を参考にして、快適な眠りを手に入れましょう。

著者・執筆者

松本 小春

訪問看護事務員で勤務し、介護に従事。併せてフリーのライターとして睡眠・健康・栄養コラムを執筆している。

監修者

美容皮膚科医

山下 真理子 先生

美しい肌を保つためには、質の高い睡眠が不可欠です。
良質な眠りは成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバー(肌代謝)を活発化してくれます。また、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンがきちんと分泌されることで、
肌の老化を遅らせる抗酸化作用も期待できます。健やかで若々しい肌の輝きを保つためにも、適切な寝具を選び、睡眠環境の向上を心がけましょう。

京都府立医科大学卒業後、医師に。現在は関西にて美容医療に携わりながら美容や予防医学の講演活動などを行っている。医療教育にも従事し、総合的な美容医療の啓もう活動に努める。自身の不妊治療経験から、生理改善アドバイザーとして食育などのアドバイスも行う。

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