GOKUMINコラム
寝具相談室

マットレスにシミが…!簡単にできる子供のおねしょ対策

おむつがとれたばかりのお子さんと一緒にベッドで寝る時は、おねしょに気をつけなくてはなりません。 シーツだけ汚れるなら洗ってキレイにできますが、問題はマットレスにまでおしっこが浸み込んでしまった場合です。時間が経ったにおいやシミなど、どのように対処すればいいのでしょうか。
そこで今回はこのようなおねしょトラブルが起きた時の対応法と、今日から取り入れたい事前の対策について解説していきます。

マットレスが尿で汚れた際の処理

朝起きて、お子さんのおねしょを発見!!!
そんな時はすぐに尿の水分を吸い取り、ニオイ対策をしなくてはなりません。 やり方は以下の通りです。

尿をふき取る

まずは、40度ぐらいのお湯に「クエン酸」を混ぜて、タオルに染み込ませてマットレスを拭いていきます。 ウレタン素材が使われているマットレスでしたら、側生地を先にはがすことをお忘れなく。 ウレタンでも高反発タイプの寝具であれば、マットレスの裏面にバスタオルを何枚も敷いた状態で、上記のクエン酸水を尿が浸み込んだ部分に少しずつかけ、生地を傷めないように中の尿を押し出してみましょう。
(※低反発ウレタンは湿気がこもりやすい構造なので、このような対応は避けましょう)

乾燥させる

おしっこがある程度とれたと判断したら、今度はマットレスの乾燥です。 温風を当てて、水分をしっかり飛ばした後、陰干しした状態で半日ほど扇風機を当ててみてください。 ちなみに、スプリングタイプのマットレスでしたら、おしっこは寝具の表面から吸い取るしかありません。 ある程度、タオルで水分を拭きとってもニオイやシミが残る場合は、マットレスのクリーニングに対応している業者に連絡してみてください。

マットレスが汚れる前に…事前にできる対策

ベッドでおねしょをしてもある程度対処はできますが、おねしょをするたびにこの対応をするのは疲れてしまいますよね。
そんなときは事前にマットレスの下に敷きパッド・ベッドパッドなどを使うのもおねしょ対策に効果的です。「うちの子、尿の量が多いから敷パッドを使ってもマットレスへの浸み込みは避けられない気がする…」そんな方には、おねしょをしっかり吸収できる『おねしょパジャマ』も一緒に使うことをおすすめします。
またこれからマットレスを購入しようと考えている方は、「おねしょ対策」の観点から考えても、水分がこもりやすい低反発マットレスより、高反発タイプを選ぶといいですね。

二重三重の対策を講じておけば、マットレスが汚れてシミができることもなく、子供もお漏らしでそこまで罪悪感を感じません。今のうちにおねしょ対策をしておきましょう!
 

監修者

美容皮膚科医

山下 真理子 先生

美しい肌を保つためには、質の高い睡眠が不可欠です。
良質な眠りは成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバー(肌代謝)を活発化してくれます。また、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンがきちんと分泌されることで、
肌の老化を遅らせる抗酸化作用も期待できます。健やかで若々しい肌の輝きを保つためにも、適切な寝具を選び、睡眠環境の向上を心がけましょう。

京都府立医科大学卒業後、医師に。現在は関西にて美容医療に携わりながら美容や予防医学の講演活動などを行っている。医療教育にも従事し、総合的な美容医療の啓もう活動に努める。自身の不妊治療経験から、生理改善アドバイザーとして食育などのアドバイスも行う。

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