しかしそのような寝具の使い方はマットレスの機能低下につながり、ひいては睡眠の質低下を招くので注意が必要です。
本記事を読んで、快眠の維持にマットレスカバーが必要になる理由を理解すると同時に、みなさんの睡眠環境を見直してみましょう。
マットレスカバーが必要になる理由とは?
マットレスカバーが必要な理由は、主に3つの理由が挙げられます。1. 汗や老廃物を吸収してダニやカビの繁殖を防ぐ
寝ている間にかく汗や肌からはがれ落ちる角質・皮脂などはマットレスの表面に付着するだけでなく、繊維の間から内部に入り込んでいきます。これらの老廃物はダニやカビのエサとなってあっという間に増殖しますので、マットレスカバーを敷く必要があるのです。
老廃物が付いたマットレスカバーは週に1回程度洗濯しなくてはなりませんが、睡眠環境の衛生度が格段に向上しますよ。
2. 血液やおねしょの汚れからマットレスを守る
寝ている間にマットレスに付着するのは、汗や体の老廃物だけではありません。小さなお子さんと一緒に寝ている場合はおねしょで汚してしまうことが考えられますし、生理時の血が付いてしまうことも考えられますよね。
汚れたマットレスの掃除は非常に大変で、中材にダメージが加わって寝具の機能が低下するリスクも高まりますし、においが残るといったデメリットもあります。
その点マットレスカバーを使えば、こうした汚れからも大切な寝具をガードできますし、汚れてしまった時の掃除もラクになるんです。
3. 夏の寝苦しさを軽減する
発汗量が多くなる夏シーズンは、マットレスカバー(シーツ)を敷かずに直接寝ると、体と寝具の間に汗の水分がこもって寝苦しさを感じます。マットレスカバーを敷けば、汗を吸い込んで放湿してくれますから、眠りが浅くなる心配も少なくなるんですね。
ちなみに側生地にウール素材などが使われているマットレスもありますが、このタイプの寝具にもマットレスカバーは必要だと覚えておいてください。
マットレスカバーと一緒に使いたいアイテムとは?
マットレスカバーは汗や汚れを吸収・吸着する機能が優れていますが、カバー1枚だけでは不十分です。そこでおすすめなのが、マットレスカバーの下に配置する敷きパッドです。
敷パッドも水分や汚れを吸収する機能が高く、マットレスカバーより厚みがあることから、両者を併用すればで睡眠環境はさらに向上します。
さらに敷パッドを使うことでマットレスの耐久性もアップしますので、マットレスカバーと同様、快眠キープに必要なアイテムだと覚えておきましょう。
以上、マットレスカバーの役割について解説してきました。
マットレスは単体で使うものではなく、補助的なアイテムを併用することが必要であることがお分かりいただけたことでしょう。
マットレスに何も敷かずに寝ている方は、今すぐ機能性が高いマットレスカバーと敷パッドを購入して、睡眠の質向上に努めましょう。
マットレスカバーには2種類あって、箱型になったボックスシーツと、一枚布タイプのフラットシーツに分かれます。
自分が使っているマットレスのタイプに合わせるのはもちろんのこと、マットレスカバーの機能も吟味して、最適な商品を選んで下さいね。