GOKUMINコラム
寝具相談室

ナイトキャップの知っておきたい効果6つ!使うときの注意点は?

私たちは寝ている間に何度も寝返りを打ちますが、同時に頭を回転させたりするため、髪の毛が枕にこすれてしまいます。
すると髪の表面が傷ついてしまい、内部の水分が失われたり、切れ毛が増えたりといった症状が増えるのです。
このようなトラブルを防いでくれるのが、寝るときに頭にかぶるナイトキャップ。
今回はナイトキャップの魅力を、余すところなくお伝えしていきます。

 

ナイトキャップの魅力とは?

ナイトキャップというと髪の毛を守るイメージが強いかと思いますが、実は髪を守ること以外にも効果があるのをご存じですか?
ここではナイトキャップの6つのメリットをお伝えしていきます。

 

1. 髪と枕の摩擦を防ぐ

毎日しっかりヘアケアをしていて、食生活や睡眠にも気を配っているにもかかわらず、髪の状態が悪い・・・。
こうしたお悩みは、寝ている間に発生する枕との摩擦が原因で発生しているかもしれません。
寝返りのたびに髪はダメージを受けますし、入浴後に髪を乾かさずに寝てしまったら、その衝撃でキューティクルが開き、ハリやコシが失われることも。
ナイトキャップとは、こうした衝撃から守ってくれる帽子型のアイテムで、使い方もかぶるだけでOKと、簡単なのが特徴です。

 

2. 寝具の汚れから頭皮も守ってくれる

枕カバーやシーツに付着した皮脂や古い角質、ダニなどの頭部への付着し、アレルギーを引き起こしてかゆくなることは珍しくありません。
かゆくなると頭を頻繁にかくことで頭皮が傷つくのはもちろん、かゆみで目が覚めて睡眠の質が低下してしまうことも。
そんな時に役立つのがナイトキャップです。
ナイトキャップは頭をすっぽり覆った状態で使うため、こうした老廃物が頭皮に付くことを防げます。

傷んだ髪を気にする女性

3. 寝癖防止にも効果を発揮する

寝返りが多いと起床時に寝癖がついてしまい、忙しい朝の時間を寝癖直しに費やさなくてはならなくなります。
とくにくせ毛の方は寝癖がつきやすいので、これはなんとかしたい問題ですよね。
しかしナイトキャップをかぶれば、くせ毛はもちろんのこと、ロングやショート、ボブの方でも髪がしっかり固定されますので、寝癖がつく心配は少なくて済むのです。

 

4. 頭部が冷えず朝までぐっすり眠れる

寒い冬の夜は、布団の外に出てしまう頭部が冷えて、夜中に目が覚めることがあります。
ナイトキャップはこうした寒さによる中途覚醒も防ぎ、睡眠の質をさらに上げる効果も発揮するんです。

 

5. 素材を選ぶことで夏は涼しく眠れる

ナイトキャップの素材には、コットンとシルクが使われることが多いです。
コットンは吸収性が高いので、気温が上昇して汗をかく量が増える夏に向いていて、保温性に優れたシルクは冬シーズンに最適です。
両者を使い分ければ、1年を通して睡眠中の髪を守れますよ。

ナイトキャップをして寝ている女性

6. どんな髪型でも使用できる

サイズが調整できるタイプのナイトキャップを選べば、ショートやロング、ボブなど、どんな髪型でもフィットします。
ただし、髪型によってキャップへの髪の入れ方が違う点に注意です。
たとえば寝癖がつきやすいボブの場合は、ドライヤーで髪を乾かした後に毛の束をつくり、毛先を内側にしてナイトキャップで包むといった入れ方にします。

ロングヘアーの方は、髪をまとめてお団子を作った後、形を崩さないようにそのままナイトキャップをかぶります。
最初はナイトキャップの使い方に戸惑うかもしれませんが、ほとんどの人は3日ほどで慣れますので、心配は無用ですよ。

髪と頭皮の健康を守り、睡眠の質まで上げる効果を持ったナイトキャップは、みなさんに毎晩使っていただきたいアイテムです。
ただし髪が濡れた状態でナイトキャップを使うと内部で蒸れて頭皮環境が悪化し、雑菌の繁殖や抜け毛の原因になるので注意が必要です。

さらにナイトキャップのサイズが頭に合っていないと頭皮が圧迫されて血行不良に陥り、こちらも抜け毛などを引き起こしますから、サイズ選びは慎重に!
以上の点に配慮すれば、ナイトキャップのメリットを存分に享受できますので、みなさんもお試しください。
 

監修者

美容皮膚科医

山下 真理子 先生

美しい肌を保つためには、質の高い睡眠が不可欠です。
良質な眠りは成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバー(肌代謝)を活発化してくれます。また、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンがきちんと分泌されることで、
肌の老化を遅らせる抗酸化作用も期待できます。健やかで若々しい肌の輝きを保つためにも、適切な寝具を選び、睡眠環境の向上を心がけましょう。

京都府立医科大学卒業後、医師に。現在は関西にて美容医療に携わりながら美容や予防医学の講演活動などを行っている。医療教育にも従事し、総合的な美容医療の啓もう活動に努める。自身の不妊治療経験から、生理改善アドバイザーとして食育などのアドバイスも行う。

注目の商品 Pickup Item