枕を使っていると、黄ばみができて不衛生に感じることがありますよね?
色変わりだけであれば問題ありませんが、雑菌が増殖するとアレルギーを引き起こし、睡眠に悪影響が及ぶことも考えられますので、本記事を参考に適切な策を講じましょう。
黄ばみが発生す原因とは?
まずは、黄ばみが発生する4つの原因からチェックしていきます。
1. 皮脂が枕に付着して酸化する
シャツなどと同じように、体から分泌される皮脂が枕の生地に付着すると、時間の経過とともに酸化して黄ばみが目立つようになります。
枕カバーや枕本体をこまめに洗濯していても皮脂は繊維の奥までしみこんでいきますので、やっかいな黄ばみ汚れができてしまうこともあるのです。
2. 汗の色素成分が枕の黄ばみになる
私たちは寝ている間に頭部からも発汗し、その水分が枕へと移っていきます。
汗には「リポフスチン」という色素成分が含まれているため、繊維にしみこんでいると洗濯しても黄ばみとして目立ってしまうのです。
3. よだれに含まれるたんぱく質も黄ばみになる
汗と同じく、よだれに含まれているたんぱく質も酸化することで黄ばみになります。
口を閉じて寝ていたらよだれが枕に付着することはありませんが、いびきをかいたり鼻づまりの状態になっていたりすると口呼吸になるため、よだれが垂れて黄ばみが発生しやすくなると覚えておきましょう。
4.濡れた髪の水分が枕に付着する
入浴後に髪を乾かさず、そのまま布団に入ると枕が湿っぽくなります。
そうすると雑菌が繁殖して黄ばみになることもあるので、髪はドライヤーでしっかり乾かす習慣を身につけてください。
また枕カバーを必ず使用して、髪に残ったわずかな水分が枕に移らないようにすることも重要です。
枕カバーを使えば、皮脂やよだれもカバーが吸収してくれますので一石二鳥ですよ。
枕の黄ばみの落とし方は?
枕の黄ばみは普通の汚れと違って、濡れたタオルで拭くだけでは落ちないケースがほとんどです。
したがって、洗える枕の場合は酸素系漂白剤に浸けて黄ばみを落とすことになります。
漂白剤には塩素が含まれたタイプもありますが、生地を傷める恐れがあるので必ず酸素系のものを使ってください。
漂白剤に浸ける時間の目安は1~2時間。
汚れが落ちない場合は枕をすすいだ後に中性洗剤を黄ばみに垂らし、生地を傷めないように注意しながら歯ブラシでこすってみましょう。
この落とし方でも黄ばみが残ったら新しい枕に買い替えるか、枕カバーを使って黄ばみが見えないようにすることをおススメします。
ウレタン素材を使った枕のように洗えない枕の場合は、酸素系漂白剤と中性洗剤、そして重曹の3つを混ぜて作った洗剤をタオルにつけて、黄ばみがある部分を叩いてキレイにしていきます。
この落とし方で黄ばみがなくなったら、水で濡らしたタオルで洗剤をよく拭き取って、風通しの良い場所で陰干しして乾かしましょう。
いかがでしたか?
枕の黄ばみが発生する原因は日常生活の中にあり、それを改めるだけで今後の汚れは予防できます。
しっかり対策をしても黄ばみが出てしまった場合も、上記でお伝えした黄ばみの落とし方を実践してみてくださいね!