腰痛が現代病と呼ばれるようになって久しいですが、症状の悪化によって睡眠の質が低下することをご存じですか?
最近はコロナ禍の影響もあって運動不足の状態に陥る方が多く、ぎっくり腰(急性腰痛)や坐骨神経痛に悩まされるケースも増えています。
痛みを放置すると動けなることもありますし、仕事や家事などに支障が出て生活の質も低下することもありますので、本記事を参考に腰痛ストレッチを生活に取り入れつつ、快眠対策を講じましょう。
腰痛の症状がない方にもおすすめのストレッチ
自宅でできる腰痛対策としてポピュラーなのは、体操やストレッチですね。
とくに腰痛ストレッチは、関連グッズもたくさん販売されていることもあって、注目が高まっています。
腰痛ストレッチは腰などの筋肉や関節を伸ばす運動で、痛みが緩和されることが期待できるだけでなく、血行がよくなったり自律神経が整ったりと、いいことずくめです。さらに、ストレッチで筋肉がやわらかくなるとストレスや緊張が和らいでいき、心のリラックスにつながりやすいというメリットもあります。
寝る前に自律神経が乱れていると、心身の休息を促す副交感神経が優位になりません。
その結果、寝つきが悪いとか夜中に目が覚めるといった不眠症状が出やすくなります。
このようなカラダの仕組みを考えて、腰痛や不眠のお悩みを抱えている方はもちろんのこと、腰の痛みとは無縁の生活を送っている方も腰痛ストレッチを日々の習慣にして、快眠体質を目指していきましょう。
ちなみに、ストレス過多の状態が続くと血流が悪化し、ぎっくり腰や坐骨神経痛なども発症しやすくなります。
したがって、ストレスがしっかり解消される良質な睡眠をとることは、さまざまな腰痛の予防にもなると言えますね。
腰痛ストレッチを行なう時の注意点
腰痛ストレッチは寝る前だけでなく、同じ姿勢を続けたタイミングでも行なうようにしましょう。
たとえば、起床時は筋肉が硬くなっていますから、布団の中で寝ながらストレッチをすることでカラダがほぐれるうえに、体温も上昇します。
また、デスクワークなどで長時間同じ姿勢をとっている時も、1時間に1回ぐらいのペースで腰痛ストレッチをするといいですね。
“寝ながらストレッチ”の姿勢が取れない場合は、腰だけでなく全身の筋肉がほぐれやすいラジオ体操をしてみましょう。
ほかにも、入浴後の筋肉がほぐれたタイミングで行なう腰痛ストレッチも、心身のリラックスがさらに進みますので実践してみてください。
腰痛ストレッチは、仰向けに寝ながら行なうのが基本ですが、オフィスにいる場合は体操をするなどして腰周辺の筋肉をほぐしていきましょう。
ただし、ぎっくり腰を発症した直後や、慢性的な腰痛や痛みの範囲が広い坐骨神経痛を抱えている場合は、症状を悪化させる恐れがありますから、整形外科を受診してください。
みなさんもご存じの通り、腰痛は万病のもとです。
健康リスクを下げて快活な日々を送るためにも、今日からストレッチ習慣を生活に取り入れるとともに、自分に合った腰にやさしい寝具を見つけてみてはいかがですか?
寝心地がよいだけでなく、最適な反発力をもった寝具で寝れば腰にたまったストレスもスッキリ解消し、理想的な睡眠がとれることが期待できますよ。