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毛穴の開き改善でマイナス10歳肌に!肌トラブル発生の原因4選

汚れがたまって肌トラブルを引き起こす毛穴の開きは、なかなか改善しませんよね。
そんなお悩みを解決するために必要なことは、毛穴が開く原因を突き止めて化粧品などで最適なケアを継続すること。
メイクに頼る毛穴隠しだけでなく、肌を内側から元気にして毛穴トラブルを改善し、美肌を手に入れましょう。

 

毛穴の開きは完全には元に戻らない?

みなさんは「毛穴が一度開いてしまうと、元の状態には戻らない」という噂を聞いたことがありますか?

SNSの書き込みでもよく見かけるこの美容情報、実は本当なんです。
ただし、毛穴の開きの原因を突き止めてスキンケアを続ければ、目立たなくすることは可能なので、ご安心ください。
では、具体的に毛穴の開きが発生する原因と、改善につながるスキンケアや日常生活の見直しポイントを解説していきます。

 

原因1. 加齢によるたるみ

肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンは、20代を過ぎると一気に減少し、40代にさしかかるとピーク時の半分以下に減少します。
これによって肌のたるみと同時に、毛穴の開きが発生するのです。
加齢にあらがうことはできませんが、化粧品で保湿やUVケアを徹底してハリ成分の減少を抑えることは有効ですから、日々のスキンケアに取り入れましょう。
食生活においては、コラーゲンの生成に不可欠なビタミンCや鉄分の摂取をお忘れなく。

 

原因2.ニキビの悪化

ニキビができた時に適切なケアをせず放置したり、炎症が起きている状態でつぶしたりすると、毛穴が開いてクレーター状になり、そのまま治らないことも。
まずは、ニキビができないように肌を常にキレイに保ち、皮脂と水分の割合が最適な状態になるようなスキンケアを行ないましょう。

ニキビができた顔の肌をスキンケアしている
具体的には、乾燥肌の方は保湿を徹底する、オイリー肌の方は油分補給を控えるといったケアです。
ニキビがひどくなってきたら、肌への刺激が少ない化粧品を使うことも重要なポイントです。
また、肌への過剰な刺激もニキビを悪化させて、毛穴開き改善の妨げとなりますので、洗顔やスキンケア時は、手の摩擦を最低限に抑えるように心がけてください。

 

原因3.ストレスや睡眠不足

ストレス過多の状態が続くと、寝つきが悪くなるとか、夜中に何度も目が覚めるといった不眠症状が出やすくなります。
先に挙げたコラーゲンの生成や肌荒れの修復といった細胞活動は、深い眠りに入ったときに活性化します。
したがって、仕事や家事などに追われて忙しい日々を送っている方も、ストレス解消につながる行動を日々の生活に取り入れて睡眠の質を上げましょう。
寝る前にお気に入りのハーブティーを飲む、アロマの香りで癒されるなど、五感が刺激されるような時間を過ごすと心身がリラックスして、深い眠りにつながりやすくなりますよ。
アロマなどで癒されながら、体をケアしながら快眠もサポートしてくれる、マッサージクリームを塗るのもいいですね。
さらに、自分のカラダに合ったマットレスで寝ることでストレス解消が進み、睡眠の深度が高くなることも期待できますので、機能性が高い寝具に買い替えることもおススメです。

 

原因4.不十分なクレンジングや洗顔

メイクや肌に付着した汚れを落とすためのクレンジングや洗顔が不十分だと、それらが毛穴に入り込んでしまい、改善どころか症状がさらに深刻化することも。
とくにクレンジングは、肌へのダメージを考えて控える方も多いですが、肌状態に合わせてアイテムを選ぶようにすれば刺激は最低限にできます。
たとえば、肌荒れがひどい時はオイルクレンジングではなく、肌に優しいノンオイルタイプを使う、といったケアです。
洗顔においては、汚れが多い夜と皮脂汚れがメインとなる朝とで、アイテムを使い分けてみましょう。

洗顔をしている女性
以上、毛穴の開きにつながる4つのポイントについて解説してきました。
肌トラブルが発生すると、化粧品の機能だけに頼りがちになりますが、食生活や睡眠といった生活習慣の見直しをしなければ、根本的な改善につながりません。
“毛穴の開きを目立たなくするには、カラダの内側からケアすることも必須”と覚えておきましょう。

美容皮膚科医

医師

山下 真理子 先生

美しい肌を保つためには、質の高い睡眠が不可欠です。
良質な眠りは成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバー(肌代謝)を活発化してくれます。また、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンがきちんと分泌されることで、
肌の老化を遅らせる抗酸化作用も期待できます。健やかで若々しい肌の輝きを保つためにも、適切な寝具を選び、睡眠環境の向上を心がけましょう。

京都府立医科大学卒業後、医師に。現在は関西にて美容医療に携わりながら美容や予防医学の講演活動などを行っている。医療教育にも従事し、総合的な美容医療の啓もう活動に努める。自身の不妊治療経験から、生理改善アドバイザーとして食育などのアドバイスも行う。

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