ヘアケアの定番といえばコンディショナーやリンス、トリートメントによるお手入れが一般的ですが、みなさんはきちんと使い分けていますか?
それぞれのアイテムの機能や違いをきちんと理解してお手入れすれば、艶やかな髪の維持につながります。
本記事で解説しているポイントをしっかり押さえて、みなさんの髪質改善や美髪維持に役立ててください。
コンディショナーとリンスは同じ機能
髪の健康を維持してハリやコシをキープするには、肌と同じように水分を保持するための保湿ケアが不可欠です。
そのために必要なのが、コンディショナーとリンスなのですが、この2つのアイテムに明確な違いはありません。
メーカーによって呼び方が異なるだけであって、いずれも使い方は一緒。
シャンプーをしたら、髪全体になじませます。
これによって、毛の一番外側にあるキューティクルが紫外線などのダメージから守られ、水分の蒸発を防げるのです。
一般的には、リンスよりコンディショナーとして売られている商品のほうが保湿力は高い傾向にありますので、購入時は必ず成分をチェックしてください。
髪のコンディションがよい方はリンス、パサつきが気になっている人はコンディショナーを選ぶといいですね。
トリートメントは髪の内部に浸透する
髪の表面のコンディションを整えるコンディショナーやリンスと違い、毛の内部に浸透して内側をケアしてくれるのがトリートメントです。
水分不足で傷んだ箇所を修復したり、キューティクルの状態を整えたりしてくれるので、こちらも日々のヘアケアに欠かせません。
重要なのはその使い方で、コンディショナーやリンスがコーティングされた髪には浸透しないので、注意が必要です。
「トリートメントはシャンプーの後に使い、コンディショナーやリンスで保護する」というのが正しい使い方だと覚えておきましょう。
スキンケアでいうと、美容液を使ったあと乳液やクリームで“ふた”をするイメージですね。
ちなみに、ヘアパックという商品もありますが、こちらはトリートメントと機能が同じです。
したがって、ヘアパックとトリートメントの両方を使う必要はありません。
必要に応じて使いたいヘアケアアイテムは?
トリートメントやヘアパックと似たアイテムに、ヘアマスクという商品があります。こちらも美容液のように髪を修復するさまざまな機能があり、うるおいが足りないと感じるとき、トリートメント前に毛に浸透させるといった使い方をします。
使用頻度は毎日ではなく、週2~3日が目安です。
また、髪のパサつきが増えたと感じたら、入浴後に髪をドライヤーで乾かす前にヘアオイルを塗ってください。
髪が濡れているときにオイルを塗るというのが使い方の基本で、週1回使うといいですよ。
このようにヘアケアは多岐にわたる一方で、機能が一緒とか、呼び方に違いがあるだけといったアイテムが多いのも実情です。
記事中でもお話ししましたが、まずは自分の髪質とコンディションを理解して、最適な成分が含まれているアイテムを正しい順番で使ってみてください。
自分に合うコンディショナーやトリートメントなどが見つかれば、きっと今より何倍もキレイな髪に変わっていきますよ。