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温かい炭酸水『ホット炭酸』が健康に良いって本当?作り方を解説します

炭酸飲料と聞くと冷やして飲むものというイメージがありますが、これは過去の常識。
最近はコンビニエンスストアでもホット炭酸飲料が販売されていて、人気商品となっているんです。
美容や健康に良いとうわさされていますが、果たして本当なのでしょうか?


ホット炭酸の驚きの効果とは?

では実際に温めた炭酸水を飲むと、どのような効果が期待できるのでしょうか?

ここでは大きな2つの効果について解説します。


1. 起床時の水分補給に最適!

わたしたちは、冬でも寝ている間に汗をかきますから、失われた水分を補給するために、起きたらすぐ水を飲む必要があります。

一般的には常温の水が目覚めの水としてもおすすめですが、実は最近『ホット炭酸』を朝飲むことに注目が集まっています。
糖分が入っていない炭酸水を温めたドリンクが朝を快適にしてくれるんだとか。

そもそも炭酸には、二酸化炭素が大量に含まれていて、これが体内に入るとカラダは酸欠状態になったと判断し、血管を拡張して血流を促します。
朝は血流が低下していますから、炭酸を飲むことでカラダがすぐに目覚め、活動モードのスイッチが入ることが期待できるのです。
また、炭酸の刺激は胃腸にも伝わり、ぜん動運動が始まって空腹感が発生しますので、朝からしっかり食事が摂れるようになります。

朝にホット炭酸を飲むことで寒さから回復するのはもちろん、すっきりと目覚めさせ、食欲アップまで期待できるんですね!

朝、ホット炭酸を飲んでいる女性

 

2.手足の先までポカポカになる

先ほどもお伝えした通り、炭酸には血行を拡張させる作用があります。

炭酸に含まれている二酸化炭素は、体内に取り込まれるとすぐに血液に混ざり、一時的な酸素不足の状態を引き起こします。
これによって血流がアップするため、冬の季節は冷たい氷のようになる手足の先までかなりポカポカになるんです。
寒い冬の季節にすぐに温まりたいと思った時に、ホット炭酸は大活躍します。

ただし冷たい炭酸を飲むと、内臓が冷やされて快眠には逆効果なので要注意。
寝る前の温活には“ホット炭酸”が圧倒的におすすめです。


超簡単!ホット炭酸の作り方は?

 ホット炭酸の作り方はとてもカンタン!


1. 炭酸水をコップに入れる
2.電子レンジで30秒温める

たったのこれだけ。2STEPで終了です。
ただ30秒以上の長時間温めてしまうと、炭酸が抜けてはじめるのでご注意ください!

ちなみにネットでホット炭酸のレシピを検索するとショウガが使われていることが多いですが、実はショウガは高温で加熱しないとカラダを温める成分「ショウガオール」が出ません。
また生のショウガをすりおろした状態で使うと、汗が出て一時的に温かいと感じるのですが、水分が蒸発する時に体温が奪われてカラダが冷えてしまうのです。

カラダを芯からポカポカにして、快眠につながるレシピでおススメなのは、40度ぐらいに温めた炭酸に、レモン汁と蜂蜜を加えるというもの。

炭酸水の中にレモンが入っている

お好みでシナモンパウダーや、すりおろしリンゴを入れると、味に変化が出て毎日飽きずに楽しめます。
レモンは疲労回復のサポートをしますし、蜂蜜のほのかな甘さは、リラックス気分をさらに高めてくれますよ。
自分でアレンジをしたり作るのがめんどくさいという方は、、市販の「ほっとレモン」や「ほっとゆず・かりん」などを入れてアクセントをつけるのがおすすめです。
温活に興味のあるという方、冷え性の方はぜひ今日からホット炭酸を試してみてくださいね!

監修者

美容皮膚科医

山下 真理子 先生

美しい肌を保つためには、質の高い睡眠が不可欠です。
良質な眠りは成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバー(肌代謝)を活発化してくれます。また、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンがきちんと分泌されることで、
肌の老化を遅らせる抗酸化作用も期待できます。健やかで若々しい肌の輝きを保つためにも、適切な寝具を選び、睡眠環境の向上を心がけましょう。

京都府立医科大学卒業後、医師に。現在は関西にて美容医療に携わりながら美容や予防医学の講演活動などを行っている。医療教育にも従事し、総合的な美容医療の啓もう活動に努める。自身の不妊治療経験から、生理改善アドバイザーとして食育などのアドバイスも行う。

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