気温が高くなると自然と冷たい飲み物を飲む機会が多くなりますね。
しかしカラダの冷えは自律神経の乱れにつながり、寝つきの悪さや浅い眠りを招きます。
そこでおすすめしたいのが、寝る前のホットワイン習慣です。
ホットワインの効果とは
ホットワインとは、その名のとおり、ワインを温めたドリンクです。
ヨーロッパでは快眠ドリンクとして昔から愛飲されていて、心身をポカポカにしてくれる寝る前の飲み物として定番化しています。
ワインというとアルコールの入ったものが一般的ですが、寝る前に飲むのであればノンアルコールワインをおすすめします。
アルコールの利尿作用もで夜中にトイレに行きたくなって何度も目を覚まし、睡眠の質が低下してしまう恐れがあるので注意してください。
ではノンアルコールのホットワインを飲んだ場合、どのような効果があるのでしょうか。
リラックス効果
ホットワインなどの温かい飲み物を飲むと自律神経である副交感神経が優位になり、リラックス状態になります。
リラックスすることは睡眠にとってもとても重要なことなので、寝つき改善をしたいと考えている方にもホットワインは効果的といえるでしょう。
風邪予防
免疫力が下がる原因の1つは基礎体温の低下です。
つまり、体を冷やすことは風邪になりやすい状況を作ってしまうのとイコールと言えます。
温かいホットワインを定期的に飲むことで体温の低下を防ぎ、風邪予防になります。
ホットワインにはちみつをプラスするとさらに風邪予防に良いでしょう。
赤ワインが美容や健康効果がある?
お酒のなかでも美容や健康によいと言われている赤ワイン。
ストレス解消以外にも、アンチエイジング目的で飲んでいる方も多いのではないでしょうか?
健康番組でも心疾患などの予防にもつながるお酒として紹介されることがありますが、実はこうした美容&健康効果は期待できないのが事実なんです。
ブドウの皮に多く含まれている「レスベラトロール」という成分は、細胞の老化を防いだり、美肌をもたらしたりする強力な抗酸化成分と言われてきました。
そのためブドウを原料として作られる赤ワインは、アンチエイジングにも効果的であるという認識が広まったのです。
ところが今から10年ほど前、イタリアの医療機関で行なわれた研究によって、心血管疾患やガンの発症予防につながる効果は認められないことが判明しました。
ほかにも、赤ワインは長寿遺伝子に作用を及ぼし、抗アルツハイマーにも役立つ存在として愛飲されてきましたが、この事実を立証するデータは改ざんされたものだということがわかったんです。
しかし、いまだに「赤ワイン=健康によい」という認識が広まっていて、お肌の健康にもいいことから女性にも人気を博しています。
たしかに抗酸化成分はアンチエイジングに役立ちますが、赤ワインで摂取するのであればビタミンCを多く含む野菜や果物などで摂取したほうがいいかもしれません。
自宅でできる簡単ホットワインの作り方
では最後に、自宅で簡単に作れるサングリア風のホットワインのレシピをお教えします。
1. 耐熱グラスに赤ワインを半分ほど入れます
2.ワインの半分ほどの量のオレンジジュースを追加します
3.お好みではちみつを入れます
4.電子レンジで1分半ほど加熱します
5. スプーンではちみつ溶けるまでかき回したら完成!
最後に好きな方はシナモンパウダーを振りかけるのもおすすめです。
サングリアっぽい味わいになり、ホッと一息つくにはピッタリの味わいですよ。
もちろんシンプルにワインを電子レンジで温めるだけでもおいしいです。
ぜひ自分好みのアレンジをして、寝る前のリラックスタイムを楽しんでくださいね!