みなさんは毎朝、朝ごはんをしっかり食べていますか?
1日の活動のエネルギー源である朝食には、体温を上げて行動力をアップさせたり、体内時計をリセットしたりといった重要な役割があります。
忙しい生活を送っていると朝食を抜いたりメニューに無頓着になったりしがちですが、朝から栄養バランスに優れた食事を摂れば睡眠の質向上につながりますし、健康生活も維持できるんです。
本記事では健康的な朝ごはんの基本や、体にいい朝食メニューを紹介しています。
みなさんの食生活の参考にしてくださいね。
健康的な朝ごはんに必要な3つの栄養素とは?
朝ごはんに摂るべき栄養素の基本は、たんぱく質と脂質、そして炭水化物です。
健康にいいものとして、野菜サラダや果物だけを食べる方も多いようですが、このメニューではたんぱく質や脂質が不足してしまいます。
したがって炭水化物であるごはんやパンを主食に、肉や魚、卵や豆類といった良質なたんぱく質もあわせて食べるのが健康的な朝ごはんと言えるのです。
ただし、注意点もいくつかあるので覚えておいてください。
まずパン食を健康的な朝ごはんに取り入れている方は、血糖値を上げる糖質が多い菓子パンを避けること。
血糖値が上がると疲労感が増しますし、集中力も低下して午前中の活動力低下につながります。
また野菜を簡単に摂る手段として野菜ジュースを利用する場合も、糖分が加えられていないか注意してください。
健康的な朝ごはんにはパンがいいのかごはんがいいのか迷っている方もいると思いますが、パンは脂質が多いうえにバターやジャムなどを塗ると糖質の摂取量も上がります。
したがって体にいい朝食メニューとしては、ごはんを主食にすることをおススメします。
パン食にするならフランスパンのように脂質が少ない種類を選び、バターなどの使用量は最低限にするといいですね。
夜の快眠につながる食材とは?
私たちは夜になると自然に眠くなりますが、これは脳から分泌される睡眠ホルモン「メラトニン」の作用によるものなんですね。
このメラトニンの原材料になるのが「トリプトファン」というアミノ酸で、納豆や豆腐などの豆類、牛乳やチーズなどの乳製品に多く含まれています。
トリプトファンを朝ご飯で摂取すると、メラトニンがしっかり分泌されていつも同じ時間に眠気が発生し、寝つきもよくなるというワケです。
さらにトリプトファンはメラトニンに変換される前に、心身をリラックスさせるセロトニンに変わります。
これによって、ストレスに対する耐性も高まるとか、気分の落ち込みを防ぐといったメンタル面でのメリットも得られるんです。
このような食品の働きも考慮して、トリプトファンを積極的に摂る健康的な朝ごはんを食べるようにしてみましょう。
睡眠にお悩みを抱えている方は、眠りの質が向上することが期待できますし、免疫力もアップして今よりもっと快活な日々が送れますよ。