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ヒアルロン酸とは?美肌キープにつながる知識3選


「ヒアルロン酸とは、どんな役割を持った成分ですか?」と質問されたら、多くの方は“肌をプルプルにする保湿成分”と答えるのではないでしょうか。
この回答は正解ですが、他にもヒアルロン酸には美肌キープに欠かせない機能があります。
本記事でヒアルロン酸の特徴を確認しつつ、美容に役立つ知識を身につけましょう!

 

ヒアルロン酸が美肌キープにつながる理由とは?

肌に良いとして知られるヒアルロン酸ですが、実際にどのような成分なのかわかってない人も多いのではないでしょうか。
ここではヒアルロン酸が美肌につながる理由について詳しくご説明していきます。

 

たった1グラムで大量の水分を包み込む

ヒアルロン酸とは、ヒトの皮膚や関節、目の硝子体などに存在する成分です。

最大の特長はその保水力で、1グラムのヒアルロン酸はなんと6リットルもの水を包み込めるのです。
わたしたちの肌には、コラーゲンやセラミドなどたくさんの保湿成分がありますが、その保水力はヒアルロン酸とは比べ物になりません。
化粧水で水分補給をしても、肌の保湿力(=水分の保水力)が衰えていたら老化が一気に加速しますので、ヒアルロン酸の重要性を再認識しましょう。

ちなみに肌のヒアルロン酸量は20代のピーク時と比べると、30代で65%、40代では50%に減ってしまいますし、紫外線ケアが徹底していないとそのスピードは加速します。
肌の保湿力アップはアンチエイジングの基本ですから、ヒアルロン酸の減少を抑えるスキンケアや生活習慣の見直しとUV対策を徹底していきましょう。

皮の健康状態も整える

保水力の高さ以外にヒアルロン酸の特徴として覚えておきたいのが、「表皮の状態を整える役割があること」です。
肌の一番外側にある表皮は常に外部からの刺激を受けているため乾燥しやすく、さまざまな肌トラブルが起きやすいんですね。

コンディションが低下した肌のアップ


ダメージを受けた表皮はターンオーバーで新しい細胞と生まれ変わりますが、栄養が十分に行き届いていないと古い角質が残りますし、肌トラブルが深刻化しやすくなります。
この繊細な表皮に食べ物などから摂取した栄養分を提供しているのも『ヒアルロン酸』です。
ターンオーバーの周期が正常に保たれれば肌トラブルも改善しやすくなりますし、紫外線などの影響による肌水分の減少も抑えられます。

 

ヒアルロン酸は体の両側から補給する

年齢を重ねるとともに減少するヒアルロン酸は、化粧品で肌の外側から補給するだけでなく、食べ物からも摂取して体の内側から補う必要があります。
ヒアルロン酸を多く含む食べ物といえば、フカヒレやうなぎ、鳥皮などが代表格として挙げられますね。
ちなみにヒアルロン酸とは役割が異なりますが、コラーゲンもこれらの食べ物から摂取できます。
他にもおくらや山芋、わかめや昆布など、“ネバネバ系”の食品もヒアルロン酸含有量が多い食べ物なので、日々の食事に加えましょう。
ただしヒアルロン酸は熱に弱いので、食べ物から摂取するときは生の状態で食べることをお忘れなく。


いかがでしたか?
ヒアルロン酸とは単なる保水成分ではなく、見た目はもちろんのこと、お肌を根底から元気にしてくれる存在であることがお分かりいただけたことでしょう。
保湿力が低下しているだけでなく肌表面の状態悪化が気になる方は、今日からヒアルロン酸ケアも徹底してください。

最後に、スキンケアの豆知識を1つ。
ヒアルロン酸は分子が大きいため、塗るだけでは肌に浸透しにくいという特徴があります。
この点を考慮して、ヒアルロン酸を肌の外側から補給する時は、角質層に直接注入するタイプのアイテムを使うといいですよ。
目指すは赤ちゃんのような“プルプル肌”です!

監修者

美容皮膚科医

山下 真理子 先生

美しい肌を保つためには、質の高い睡眠が不可欠です。
良質な眠りは成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバー(肌代謝)を活発化してくれます。また、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンがきちんと分泌されることで、
肌の老化を遅らせる抗酸化作用も期待できます。健やかで若々しい肌の輝きを保つためにも、適切な寝具を選び、睡眠環境の向上を心がけましょう。

京都府立医科大学卒業後、医師に。現在は関西にて美容医療に携わりながら美容や予防医学の講演活動などを行っている。医療教育にも従事し、総合的な美容医療の啓もう活動に努める。自身の不妊治療経験から、生理改善アドバイザーとして食育などのアドバイスも行う。

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