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食べてすぐ寝るのはなぜ良くない?快眠につながる食事法も解説!


仕事で帰宅時間が毎日遅くなったり、育児や介護などに追われていたりする方は、夕食の時間が遅くなってしまい、食べてすぐ寝る生活を送りがちです。
しかし寝る時に胃が活動を続けていると、睡眠や健康面にさまざまな悪影響が及びます。
本記事では夜遅く食べる習慣のデメリットや改善策について解説していきますので、みなさんの食生活を見直すきっかけにしてください。


胃の負担が増加して脳卒中のリスクが上がる

わたしたちが眠りにつくと、臓器も休息モードに入って1日の活動でたまった疲れを解消します。
しかし食べてすぐ寝ると睡眠中も胃が働き続けるため、消化機能低下を招いて胃痛やもたれを引き起こすのです。

また胃酸が食道に逆流する「逆流性食道炎」も発症しやすくなり、胃痛が悪化するとか、酸っぱいものがのどに上がってくるような違和感を覚え、慢性的に気持ち悪いと感じるようになります。
ちなみに逆流性食道炎は食べてすぐ寝るだけでなく、食後に横になるだけでも発症しやすくなるので要注意です。
重力の影響で胃酸が食道にとどまり、炎症を起こしやすくなると覚えておきましょう。

食べてすぐ寝る習慣が体に与える影響は、胃や食道だけにとどまりません。
消化活動が活性化している状況下では、脳の血流が低下するんですね。
すると脳が血液不足の状態に陥り、脳卒中などの命に関わる病気を招くリスクが高まります。
さらに心身を活動的にする自律神経(交感神経)が優位なることで深い眠りも妨げられてしまい、睡眠の質が低下してうつ病などの病気になることも。

気分が落ち込んでいる女性

このように、寝る前の食事は心身のダメージを蓄積し病気リスクを高める大きな要因となりますので、今日からすぐに改善に努めてください。
食べてすぐ寝る習慣はなくても、起床時に胃痛や気持ち悪い症状が出ている方は、夕食は消化の良い食べ物を選び、よく噛んで食べるようにしましょう。

食べてすぐ寝ると太る理由は?

もう1つ、食べてすぐ寝る習慣のデメリットとしてお伝えしておきたいのは、睡眠中に分泌量が減少する「副腎皮質ホルモン」の影響です。
このホルモンは炭水化物の代謝に関わっているのですが、夜は分泌量が減るため食べ物が脂肪として蓄積されやすくなり、その結果太るのです。
食事量を控えていて、適切なダイエットも継続しているのに痩せる気配がないとお悩みの方は、夕食は布団に入る3時間前までに終わらせるようにしてください。
食後は血糖値の上昇に伴ってインスリンの分泌量が増えますから、血糖値を下げるために横になることは避けて、ウォーキングなどの軽い運動を習慣に!
また油分が多い食べ物は消化に時間がかかりますので、痩せるためにも夕食時は減らし、消化の良いものを食べるといいですよ。

いかがでしたか?
食べてすぐ寝る習慣は心身に悪影響を与える上に、太る原因にもなることがお分かりいただけたと思いますが、寝る前以外に夕食を摂る時間がないとお困りの人もいますよね。
こんなお悩みは、夕食を2回に分けることで解決します。
午後5~6時に炭水化物をメインにした少量の食事を摂り、夜は消化のよいものを食べるようにすると、胃の負担は最低限で済むんです。

夜の食事が寝る直前の時間になってしまったら、葛湯やおかゆを食べるといいですね。
その代わり夕方の食事は満足感の高いメニューにすれば、ストレスもたまりませんし、太る原因も解消できますよ。

美容皮膚科医

医師

山下 真理子 先生

美しい肌を保つためには、質の高い睡眠が不可欠です。
良質な眠りは成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバー(肌代謝)を活発化してくれます。また、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンがきちんと分泌されることで、
肌の老化を遅らせる抗酸化作用も期待できます。健やかで若々しい肌の輝きを保つためにも、適切な寝具を選び、睡眠環境の向上を心がけましょう。

京都府立医科大学卒業後、医師に。現在は関西にて美容医療に携わりながら美容や予防医学の講演活動などを行っている。医療教育にも従事し、総合的な美容医療の啓もう活動に努める。自身の不妊治療経験から、生理改善アドバイザーとして食育などのアドバイスも行う。

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