GOKUMINコラム
寝具相談室

マットレスの安全な運び方を解説!より楽な方法は?

引っ越しの時などに重くて大きいマットレスを運び出すのは、かなりの重労働です。
ましてや一人でマットレスを持ち上げ、アパートの階段を下りて車に乗せるといった作業は、ケガのリスクがグンとアップします。
こんな時に備えて、本記事ではマットレスの安全な運び方について順を追って解説します。
マットレスにダメージを与えないのはもちろんのこと、運搬中のケガを防止するためにも効率的で安全性の高い運び方を覚えておいてください。

 

マットレスの安全な運び方 4STEP

 

1.マットレスの幅や厚さを計測する

引っ越しなどでマットレスの運び出しが決まったら、まずは幅と厚さを測ります。
サイズが確認できれば、アパートやマンションのエレベーターに乗せられるか、階段を使う場合はマットレスが壁や天井などにつっかえないかが分かります。
この時に注意したいのは、マットレスを保護する梱包資材の厚みも考慮することです。
いざ、マットレスを車に乗せようと持ち出したとき、梱包したことで幅が大きくなってしまい、階段を曲がれないとかエレベーターに乗らないといったトラブルの発生が考えられます。
マットレスの運搬が困難になったからといって無理な運び方をすると、表面に傷がつくこともありますので、計測した数値プラス10センチぐらいの余裕を見ておきましょう。

2.階段やエレベーターの危険ポイントをチェック

階段やエレベーター、運搬用の車にマットレスを傷つけるような突起などがないか、水が溜まっている場所がないかなど、危険なポイント事前にチェックしましょう。
マットレスに触れそうな危ない場所があったら、梱包材を厚くしたり、厚手のタオルでマットレスを保護したりして対処してください。
さらに、マットレスの運び方(エレベーターに乗せる際の角度、階段の降り方など)をシミュレーションすることで、引っ越し当日に車までスムーズに運搬できますよ。

 

3.マットレスを最適な資材で梱包する

大切なマットレスを梱包する資材に最適なのは、衝撃を吸収してくれるエアパッキンです。
階段を下りるときや廊下を移動するときだけでなく、マットレスを車に乗せた後も、空気の入ったプチプチがダメージから守ってくれます。
マットレスが軽量で持ちやすく、運び方に気を使わなくてもよい場合は、梱包に大型ラップを使ってもかまいません。

また、エアパッキンで包む前に、使わなくなった毛布やタオルケットをマットレス全体にかけると、衝撃防止対策が強化できます。
このように丁寧な梱包を心がけて、乱暴な運び方をせずゆっくり慎重に運べば、マットレスを傷つけることはありません。

 

4.一人ではなく二人でマットレスを車に乗せる

マットレス一人で車に乗せようとすると、荷台の入り口に引っ掛かりやすくなりますし、重くて引きずってしまうことも。
マットレスが傷むと、機能低下につながり快眠が妨げられますから、できれば車に乗せる作業は一人ではなく、二人で行なうようにしましょう。

車にマットレスを乗せた

最後に、引っ越しでマットレスを運ぶことになったら、検討してほしいポイントを1つお伝えします。
それは、マットレスの買い替えです。
マットレスがへたっているとか、放湿ケアをしても湿っぽさが残る場合は、機能が低下して快眠が妨げられている可能性があります。
また、長期間使っている寝具の内部には、カビやダニなどが繁殖していますので、新居に持っていくと有害物質が部屋中に飛散してしまうのです。

このようなトラブルを避けるためにも、引っ越しを機に新品のマットレスに買い替えて、快眠生活を始めてみてはいかがですか?
新しいマットレスを購入すれば、古いマットレスを運び出す手間も省けますし、引っ越しがかなり楽になりますよ。

監修者

美容皮膚科医

山下 真理子 先生

美しい肌を保つためには、質の高い睡眠が不可欠です。
良質な眠りは成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバー(肌代謝)を活発化してくれます。また、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンがきちんと分泌されることで、
肌の老化を遅らせる抗酸化作用も期待できます。健やかで若々しい肌の輝きを保つためにも、適切な寝具を選び、睡眠環境の向上を心がけましょう。

京都府立医科大学卒業後、医師に。現在は関西にて美容医療に携わりながら美容や予防医学の講演活動などを行っている。医療教育にも従事し、総合的な美容医療の啓もう活動に努める。自身の不妊治療経験から、生理改善アドバイザーとして食育などのアドバイスも行う。

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