マットレスにカビが生えてしまったり、汚れがとれなくなったりしたとき、頼りになるのはクリーニング業者ですね。
専門の業者であれば、マットレスの奥に潜むダニやカビまでキレイに取り除き、頑固な汚れもしっかり落としてくれます。
ただし、新しいマットレスに買い替えたほうが得策なケースが実は多いってご存じですか?
クリーニングしない方が良いパターン3選
ここでは、マットレスクリーニングに出すよりも買い替えの方がお得なケースを3つご紹介いたします。ケース1.ウレタンマットレスをクリーニングに出す
マットレスに使われることが多いウレタン素材は、水にぬれると破れやすく、通気性や反発力などが低下する恐れがあります。
そのため、ウレタンマットレスのクリーニングに対応していない業者が多く、対応できたとしても業者料金が高く設定されていることが多いです。
また、カビがびっしり生えている場合は強い薬剤で落とすのですが、これもウレタンに大きなダメージを与えるため使用できず、汚れがしっかり落ちないというデメリットもあります。
高い業者料金を支払うなら、通気性に優れた機能性に優れたマットレスに買い替えたほうが得策かもしれません。
ケース2.マットレスの両面をクリーニングする
マットレスの業者料金は、一般的に片面のクリーニング費用になっています。
表面だけでなく裏面もクリーニングしたい場合は、業者料金とマットレスを新品に買い替えた場合の費用を比較しましょう。
最近は、機能性が非常に高い割に、お手頃価格で手に入るスプリングマットレスなども販売されていますので、衛生的な環境で快適に眠るためにも、買い替えを検討してみてはいかがですか?
ケース3.訪問型クリーニングに対応できない
マットレスのクリーニングは、業者が自宅に来る「訪問型」と、自分で寝具を発送する「持ち込み型」に分かれていて、業者料金は訪問型が安いです。
ただし、持ち込み型に対応している業者は少なく、往復の運送費用が掛かかるのもデメリットになります。
一方、訪問型の業者はクリーニングを気軽に依頼できるのですが、自宅で作業を行なうため、さまざまな問題が発生することも。
たとえば、自宅が狭いと作業スペースが確保できないことがありますし(マットレスを両面クリーニングする場合など)、使用する洗剤のにおいが残ってアレルギーを起こすこともあるんですね。
また、寝具の丸洗いには対応していないため、マットレスの奥に潜むカビやダニ退治ができないことも。
訪問型クリーニングを検討する場合は、ホームページに掲載されている業者料金だけでなく、このようなポイントも事前に確認してください。
業者料金が安い場合でも、今使っているマットレスの寿命や状態、寝心地なども考慮すれば、買い替えと比べてどちらが得策かわかりますよ。
マットレスのクリーニングは、表面だけであれば業者料金を抑えられますし、業者が訪問した際も作業がスムーズに進みやすいです。
しかし、高い業者料金を出してクリーニングするなら、カビやダニなども一斉に退治して快眠を守りたいものです。
クリーニングを依頼するときは、本記事で挙げた点も考慮して最適な選択を考え、みなさんの睡眠の質向上につなげてください。