ヨーグルトの効果と聞いて、あなたは何が頭に思い浮かびますか?
乳酸菌が豊富?腸内環境を改善?もちろん正解ですが、それだけではないんです!
本記事ではあまり知られていないヨーグルトの効果や、おすすめの摂取法などについて解説していきます。
みなさんの健康生活に役立ちますので、ぜひ、参考にしてください。
ヨーグルトの驚くべき効果5選
ヨーグルトの効果は腸活で発揮されるだけでなく、メンタル面の強化や花粉症対策にも及ぶってご存じでしたか?
ここではあまり知られていないヨーグルトの驚くべき効果についてご紹介していきます。
1. 腸内環境が整うことで睡眠の質が上がる
昔から栄養豊富で体にいいと言われてきたヨーグルトですが、近年は腸活食品として人気を集めていますね。
腸内環境の良し悪しが全身の健康状態を左右することはみなさんもご存じだと思いますが、睡眠の質にも影響する事実はあまり知られていません。
私たちは毎日決まった時間に眠くなりますが、これは睡眠ホルモンである「メラトニン」の作用によるものです。
メラトニンは、食品から摂取したトリプトファンから生成されるのですが、腸内環境が悪化しているとその量は減少します。
その結果、寝つきが悪くなりますし、眠りも浅くなる傾向に。
質の高い睡眠は健康維持の礎ですから、腸内環境には常に気を配るようにしましょう。
2. 免疫力がアップして健康リスクが下がる
ヨーグルトに含まれる乳酸菌などの善玉菌には、腸内に多く存在する免疫細胞の活動を活性化して、体全体の免疫力を高める作用があります。
ヨーグルトと一緒にオリゴ糖を摂ると、善玉菌の活動力はさらに活性化します。
免疫力の低下を感じている方は、バナナやきなこと一緒に食べるようにしてください。
ちなみに粘りがあって食感もよいと評判のカスピ海ヨーグルトには、善玉菌の一種である「クレモリス菌FC株」が含まれています。
この菌には乳酸菌より高い免疫力アップ効果がありますので、免疫力が落ちやすい季節や、慢性的な寝不足状態の方は積極的に食べることをおすすめします。
3. 花粉症対策にも威力を発揮
春シーズンにつらくなる花粉症ですが、その対策として一番重要なのは免疫力強化です。
免疫力が低下していると、花粉が体内に侵入したときの反応が過剰になり、鼻づまりやくしゃみなどの症状が出やすくなります。
花粉の飛散が始まる前から積極的にヨーグルトを食べることが、つらい症状の緩和につながりますよ。
ちまたではヨーグルトを食べると花粉症が治るといった情報が拡散していますが、ヨーグルトはあくまでも免疫強化のための食べ物であり、薬の代わりにはならないと覚えておいてください。
4. 食欲が抑えられることでダイエットも進む
ヨーグルトはダイエット食としても最適です。
カロリーが低いのはもちろんのこと、カルシウムと結合して食欲を抑えるホルモンを増加させますので、食べすぎを防げるというわけです。
また体脂肪や腹囲の減少にもつながるといった疫学研究の結果もありますし、便秘の原因となる悪玉菌の減少も抑えられますから、健康的なダイエット食として活用できます。
病院で内臓脂肪が多いと指摘された方は、ヨーグルトに黒酢を混ぜて食べるといいですよ。
5. 幸せホルモン増加で心のバランスが安定
先ほどお話ししたメラトニンの原料となるトリプトファンは、体内に取り込まれるとセロトニンに変わります。(トリプトファンがメラトニンになるのは、その後です)
このセロトニンは”幸せホルモン”とも呼ばれていて、心の健康状態を保ってくれるんです。
セロトニンは日光浴をすることでも分泌量が増えることが分かっていますが、もう1つ心の健康維持のために実践したいのが、運動した後のヨーグルト摂取。
韓国の医療機関における研究では、運動とヨーグルトを組み合わせることで、セロトニンの分泌量がさらに高まるという結果が出ました。
このようなヨーグルトの働きを活用すれば、日々の生活の充実度はさらに向上し、ストレスに強い体質になることも期待できます。
関連記事:セロトニンで顔つきが変わる?増やす方法や少ない人の特徴を解説
以上、ヨーグルトの魅力を余すところなくお伝えしてきました。
これだけ多岐にわたる効果を持つ食品は、他にはないといっても過言ではありません。
飲むヨーグルトであれば外出先でも摂取できますし、貧血が気になる方はプルーンなどが入ったヨーグルトを食べることで、症状改善につながります。
ヨーグルトの機能性にこだわる方は、国が効果効能を認めた「特定保健用食品」に分類される商品を選ぶのもいいですね。
ただし、摂取量を多くしたからといってその効果がさらに高まることはありませんので、1日200ml食べることを目安に、健康生活に役立ててくださいね。