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マットレスのクリーニング方法|費用相場から買い替え時期まで解説

「マットレスにお茶をこぼしてしまった」「マットレスに血がついた」など、マットレスにはさまざまな汚れがつくことがあります。

マットレスは長く使うものなので、汚れ別のクリーニング方法を把握してすぐに対処できるようにしておきましょう。

今回は、汚れ別のクリーニング方法、マットレスクリーニングの注意点、業者に依頼したときの費用相場、買い替え時期について詳しく紹介します。

1.マットレスのクリーニング方法

マットレスの汚れは汗のシミ、おねしょ、カビなどさまざまなものがあり、汚れの種類によってクリーニング方法は異なります。

マットレスを綺麗にするには、汚れに適した方法でクリーニングするのがポイントです。

汚れ別のクリーニング方法をチェックしてみましょう。


1-1.汗のシミを落とす方法

汗のシミは重曹を使うのが効果的です。


【必要なもの】

  • 重曹(大さじ1~2杯)
  • 水(300ml)
  • タオル

【手順】

  1. 水300mlに重曹大さじ1~2杯を入れて混ぜる
  2. タオルを重曹水をつけて固く絞る
  3. シミのある部分にタオルを押し当てて汚れを拭き取る
  4. 汚れ度合いに応じて手順2〜3を繰り返す
  5. 汚れが取れたら、水で濡らして絞ったタオルで拭き取る
  6. しっかりと乾燥させる

重曹水をスプレーボトルに入れ、シミのある部分に吹きかけて5分程度放置してから拭き取る方法もあります。


1-2.カビを除去する方法

マットレスにカビが発生したときは、消毒用エタノールを使うのが効果的です。


【必要なもの】

  • 消毒用エタノール
  • スプレーボトル
  • タオル
  • ぬるま湯

【手順】

  1. スプレーボトルに消毒用エタノールを入れる
  2. カビのある部分に消毒用エタノールを吹きかける
  3. 1時間放置する
  4. タオルをぬるま湯で濡らして軽く絞り、カビのある部分をトントン叩くようにして拭き取る
  5. カビが取れたらしっかりと乾かす

マットレスのカビ対策について詳しく知りたい人には、こちらの記事もおすすめです。

マットレスのカビ対策はこれで完璧!湿気を除去する3ステップ


1-3.ダニを除去する方法

ダニは熱と乾燥に弱いため、布団乾燥機を使うのが有効な方法です。


【必要なもの】

  • 布団乾燥機
  • 掃除機

【手順】

  1. 布団乾燥機のダニ退治機能を使い、マットレスを乾燥させる
  2. 完了したらマットレスに掃除機をかけてダニの死骸を吸い取る
  3. 必要に応じて手順1〜2を繰り返す

ダニは暗い場所を好むため、クリーニングする前に1〜2時間程度暗くしておくと奥深くにいるダニが表面に出やすくなります。

さらに、室内の温度を上げて湿度を下げておくと、布団内の温度が上がって乾燥しやすくなるため、ダニ退治がしやすい環境を作れます。


1-4.飲み物のシミを落とす方法

マットレスにジュースやお茶などをこぼしたときは、中性洗剤を使って落としましょう。



【必要なもの】

  • 中性洗剤
  • タオル

【手順】

  1. タオルに水を含ませて固く絞る
  2. 飲み物が染み込んだ部分を、水で濡らして固く絞ったタオルで叩くようにして拭き取る
  3. 水で薄めた中性洗剤をタオルに含ませて、飲み物が染み込んだ部分を叩くように拭き取る
  4. 汚れが取れたら水で濡らして絞ったタオルで拭き取り、しっかりと乾燥させる

 

 

1-5.おねしょの洗い方

おねしょの汚れはアンモニア臭が残りやすいため、早めにクリーニングしましょう。

アンモニアはアルカリ性のため、酸性のクエン酸で中和するのが効果的です。


【必要なもの】

  • クエン酸(小さじ1)
  • 水(200ml)
  • タオル

【手順】

  1. 水200mlにクエン酸小さじ1を入れて混ぜる
  2. クエン酸水をタオルにつけて固く絞る
  3. おねしょ汚れのある部分にクエン酸を含んだタオルを押し当てて拭き取る
  4. 汚れが取れたら水で濡らして絞ったタオルで拭き取り、しっかり乾燥させる

マットレスのおねしょ汚れ対策について詳しく知りたい人には、こちらの記事もおすすめです。

マットレスにシミが…!簡単にできる子供のおねしょ対策

 


1-6.血が付いた時の洗い方

血液が付いたときは、すぐに叩くようにして水拭きすれば落ちることがあります。

乾燥して染みついてしまった場合は、セスキ炭酸ソーダを使いましょう。

セスキ炭酸ソーダはアルカリ性で、酸性である血液中のタンパク質を分解する働きがあります。


【必要なもの】

  • セスキ炭酸ソーダ(大さじ1)
  • スプレーボトル
  • 水(250ml)
  • タオル
  • 掃除機

【手順】

  1. 水250mlとセスキ炭酸ソーダ大さじ1をスプレーボトルに入れて混ぜる
  2. 血液が付いている部分にセスキ炭酸ソーダ水を吹きかけ、5~10分程度放置する
  3. 血液が浮いてきたら、濡らしたタオルで叩くようにして拭き取る
  4. 汚れが取れるまで手順2〜3を繰り返す
  5. 汚れが落ちたら乾いたタオルで水気を拭き取り、しっかりと乾燥させる
  6. マットレスに残ったセスキ炭酸ソーダを掃除機で吸い取る

1-7.嘔吐した時の洗い方

マットレスに嘔吐したときは、重曹を使ってクリーニングしましょう。


【必要なもの】

  • ゴム手袋
  • マスク
  • キッチンペーパー・新聞紙など
  • ビニール袋
  • タオル
  • 重曹(大さじ1杯)
  • 水(300ml)

【手順】

  1. ゴム手袋とマスクを着用する
  2. マットレス表面にある嘔吐物をキッチンペーパーや新聞紙などで取り、ビニール袋に捨てる
  3. シーツやベッドパッドなどを使用している場合は外して洗濯する
  4. 水300mlに重曹大さじ1~2杯を入れて混ぜる
  5. タオルに重曹水を含ませて固く絞る
  6. 嘔吐した部分にタオルを押し当てて汚れを拭き取る
  7. 汚れが取れるまで手順5〜6を繰り返す
  8. 汚れが取れたら水で濡らして絞ったタオルで拭き取り、しっかりと乾燥させる

 

 

2.マットレスクリーニングの注意点

マットレスをクリーニングする際には、注意するべきポイントがあります。

ここでは、マットレスクリーニングの注意点を3つ紹介します。


2-1.素材・商品に合った洗い方を確認する

誤った方法でクリーニングすると劣化の原因となるため、マットレスをクリーニングするときは素材や商品に合った洗い方をすることが大切です。

使用しているマットレスの品質表示や取り扱い説明書を確認して、適切な方法でクリーニングしましょう。


2-2.陰干しする


マットレスをクリーニングした後はしっかりと乾燥させることが大切ですが、マットレスは直射日光を避けて風通しの良い場所で陰干しするのが基本です。

とくに、ウレタンやラテックス素材のマットレスは熱に弱いため、天日干しすると劣化につながる恐れがあるので注意しましょう。


2-3.アイロンは使わない

乾燥させるときにアイロンを使うと生地を傷めたり、素材の質が変化したりする恐れがあります。

寝心地も変わってしまう可能性があるので、乾燥させるときにアイロンを使うのは避けましょう。

乾燥させるときに重くて立てかけられない場合や風通しの良い場所に持ち運べない場合は、マットレスの下に本などを置いて傾け、扇風機の風を当てるのがおすすめです。

 


3.マットレスクリーニングは業者に頼むべきか?

業者によるクリーニングは業務用の洗剤や機器を使うため、自分では落とせない汚れや菌、ニオイの除去が可能です。

ダニ駆除やカビ取りなどもできるので、マットレスを清潔に使いたい人にはメリットが大きいです。

ただし、業者に依頼すると費用がかかるため、高価なマットレスでない場合は買い換えた方が良いと感じる人もいるでしょう。

また、クリーニングをすることで寝心地が変化することがあるので、メリット・デメリットを考慮して、マットレスクリーニングを依頼するか検討するのがおすすめです。


3-1.マットレスクリーニングの料金・費用相場

マットレスクリーニングの費用相場は以下の通りです。

サイズ

費用相場

シングル

9,000円〜12,000円

セミダブル/ダブル

11,000円〜14,000円

クイーン/キング

14,000円〜19,000円

ベビー/キッズ

7,000円〜9,000円


マットレスクリーニングを依頼した場合、持ち込みではなく出張で行われるのが一般的です。

業者によって、クリーニング費用の他に出張費や駐車場代などの追加費用がかかるケースもあるので確認しておきましょう。

マットレスの素材や状態によって、クリーニングができない場合もあります。

コイル系のマットレスは基本的にクリーニング可能です。

しかし、高反発ウレタンに対応している業者は少なく、低反発ウレタンやラテックスマットレスはクリーニングができないことが多いです。

マットレスクリーニングを利用する際は、使用しているマットレスが対応可能かどうかも確認しましょう。

 

 

4.マットレスを長持ちさせるポイント

マットレスを長持ちさせるには、定期的にお手入れすることと、使い方を工夫することが大切です。

ここでは、マットレスを長持ちさせるポイントを2つ紹介します。


4-1.月に1回は掃除する

マットレスに汚れやホコリが溜まっていると、ダニやカビの原因となります。

月に1回は掃除機をかけて、マットレスを清潔に保ちましょう。


【マットレスの掃除機のかけ方】

  1. 窓を開けて部屋の換気をする
  2. 掃除機のローラー部分のゴミを取り除く
  3. シーツを外す
  4. 縦や横と向きを変えて、ゆっくりと掃除機を動かしてマットレス全体に掃除機をかける
  5. 裏面も同様に掃除機をかける

4-2.マットレスの上下・表裏を入れ替える

マットレスは、2〜3ヶ月に1回の頻度を目安に、上下・表裏を入れ替えてローテーションして使いましょう。

ローテーションすると同じ箇所に負荷がかかるのを防ぐことができるため、長持ちさせられます。

 

片面仕様のマットレスや、重量があって裏返すのが難しい場合は、上下(頭・足)だけでも入れ替えましょう。


5.マットレスの買い替えたほうが良い時期とは

マットレスに使われている素材にはさまざまな種類があり、素材によって寿命の目安が異なります。

素材別の寿命の目安は以下の通りです。


低反発ウレタン

3~5年

高反発ウレタン

5~8年

ラテックス

6~10年

ポケットコイルマットレス

7~10年

ボンネルコイルマットレス

6~9年

電動ベッドのマットレス

3~5年


マットレスの寿命は日ごろの使い方やお手入れによっても差が出るため、寿命の目安より前でも以下のような状態になっているときは買い替えを検討しましょう。


  • 軋む音がひどい(コイル系マットレスの場合)
  • ヘタりがある
  • カビが取れない
  • 生地にほつれや破れがある
  • 寝心地が変わって肩や腰に痛みがある

ベッドマットレスの寿命や耐用年数をアップさせる方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。

ベッドマットレスの寿命はどのくらい?タイプ別の買い替え時期も解説!

 

 

まとめ

マットレスについた汚れは時間が経つと落ちにくくなり、不衛生な環境で使うことになります。

汚れたときは早めにクリーニングをして、清潔な状態を保ちましょう。

ただし、使用しているマットレスの素材や商品によって適切なクリーニング方法が異なる場合があるため、劣化させないためにも適切なクリーニング方法を確認してから行いましょう。

また、汚れがひどい場合、業者への依頼が必要なときや買い替えを検討した方が良いときもあるので、今回紹介した情報を参考にしてくださいね。



著者・執筆者

松本 小春

訪問看護事務員で勤務し、介護に従事。併せてフリーのライターとして睡眠・健康・栄養コラムを執筆している。

監修者

美容皮膚科医

山下 真理子 先生

美しい肌を保つためには、質の高い睡眠が不可欠です。
良質な眠りは成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバー(肌代謝)を活発化してくれます。また、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンがきちんと分泌されることで、
肌の老化を遅らせる抗酸化作用も期待できます。健やかで若々しい肌の輝きを保つためにも、適切な寝具を選び、睡眠環境の向上を心がけましょう。

京都府立医科大学卒業後、医師に。現在は関西にて美容医療に携わりながら美容や予防医学の講演活動などを行っている。医療教育にも従事し、総合的な美容医療の啓もう活動に努める。自身の不妊治療経験から、生理改善アドバイザーとして食育などのアドバイスも行う。

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